(ここはどこだろう………)
目を開けた瞬間、知らない天井にボクはそう思った。
幸せな夢でも見ていたのかすごくくいい気分、そして何気なく横を見たときボクはここがどこだったかを一瞬で理解した。
隣には裸のままで寝ている隊長、そしてボクは隊長の腕を枕にしていた。
 (き、き、昨日ボクは……………)
昨夜の記憶がどんどんよみがえってきて、ボクは恥ずかしさのあまり布団にもぐりこんだ。
「う〜ん、レニ。」
「あ、ごめんな………つっ!」
ボクの行動で起こしてしまったのかと思いあわててあやまったけど、隊長はボクを抱き寄せるとそのまままた寝てしまった。
ボクは思わず抱き寄せられたとたんに下腹部に走った痛みに顔をしかめる。
なんでこんなところに痛みが?と思ったけど、すぐにそれが隊長を受け入れた証だと気がついた。
あまりの恥ずかしさに再び布団にもぐりこみたくなる衝動に駆られる。
でも、今度は隊長にがっしり捕まえられているためにできなかった。
仕方ないのでそのまま隊長の胸に顔をうずめた。
 トクン トクン
規則正しく刻まれるリズム、生きている証、その音にボクは安らぎを覚えた。
そしてボクはそっと左手を持ち上げ、そこにはまっている指輪を見つめた。
隊長を好きになって、隊長に好きだといわれて、そして未来を約束した。
これ以上の幸せはもうないと思っていた。
でもそれ以上の幸せを感じているボクが今ここにいる。
そしてこれからはこうして隊長の隣にいるのが日常になるのだと思うと、言いようのないほどの嬉しさがこみ上げてきた。
少し顔を上げて隊長の顔を覗き込むとまだ気持ちよさそうに眠っていた。
はじめてみる隊長の寝顔はなんだかあどけない。
普段は見れない隊長の顔になんだか嬉しくなってくる。
 (寝てるから大丈夫だよね?)
そう思いながらそっと寝てる隊長にキスをした。
大好きという気持ちをこめながら………
ということでタイトルそのままのレニの朝です(笑)
書きたかったのは恥ずかしさのあまりに布団にもぐりこもうとするけど大神さんに抱きしめられてしまうレニです。
暴走してますな(苦笑)

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