つばさ
2007年11月01日(木)

帝劇花組の太正十二年十一月公演の演目。
主演:李紅蘭、アイリス、マリア・タチバナ、桐島カンナ他。
ドラマCD第一期vol.3『つばさ』に登場している。
舞台は欧州大戦下のフランス。
自分の手で新しい飛行機を作り、飛ばすことを夢見る男の子っぽい元少女空軍飛行士ジャン[本名ジャンヌ](李紅蘭)と、村娘マリー(アイリス)の物語。
いかにも紅蘭主演の劇らしく、舞台に使用した火薬量は今までで最高となった。
また、この公演は日本で初めて実物の複葉機を舞台に使用した事でも有名である。
ただ、この公演は大変好評だったにも関わらず、二週間で終わってしまった。
複葉機の機関銃に実弾が入っており、壁が撃ち抜かれ、舞台公演が休止となる騒動があったためである。



勝利のポーズ
2007年11月02日(金)

帝国華撃団・花組、巴里花組の決めポーズ、決めゼリフ。
いかに多勢で一人の敵を攻撃しても、最後は笑顔で決めポーズ。
これは日本であろうがフランスであろうが変わらない正義の味方のお約束である。



大江戸大空洞<1>
2007年11月03日(土)

1804年に発見された江戸の地下一万メートルに広がる空間。
空洞の直径は長辺十キロ、短辺六キロもあり、この空洞が古代からあったものなのかどうかは定かではない。
この大空洞は発見以来、最高機密とされ、主に軍事技術の実験や開発の要地とされてきた。



大江戸大空洞<2>
2007年11月04日(日)

1850年より星龍計画が始動。
全長一二〇〇メートルの空中戦艦“星龍”の建造がここで始まる。
さらに1899年の計画変更により“星龍”を空中戦艦“ミカサ”として再建造することが決定。
これにともない全長八〇〇〇メートル以上の空中戦艦を建造するために、大空洞上の東京市の基盤まで大改造が行われた。
だがその為に帝都の地脈は乱れ、それが引き金となって後の降魔戦争(1915〜1918)が勃発する原因となった。
1927(太正一六)年までは空中戦艦ミカサ、新・ミカサ転じてミカサ蒸気ボイラーの格納庫/設置場所でもあった。



エヴァ【Eve】
2007年11月05日(月)

巴里のカフェの女主人。
恰幅のよい大柄な女性で、大らかな性格。
1926(太正15)年、巴里にきたばかりの大神にも親切に接していた。
この女主人の人柄のためか、エヴァのカフェは朝昼にパリジャンの群れ集う憩いの場所となっている。
晴れた日はオープンカフェとなる店の人気のメニューはクロワッサン、カフェオレ、シトラスプレッセなど。



ルネ・レノ【Lune Reno】<1>
2007年11月06日(火)

[1862.11.6〜] B型 身長172cm 体重56kg CV石波義人
モンマルトルにある修道院の神父。フランス人。
セーヌ河口の港町ルアーブル出身でもともとは教師として地元の学校に勤めていたが、夢枕に大天使ミカエルを見たことから修道士の道に進む。
牧師として修行をおさめ、モンマルトルに赴任してきた後も穏やかで辛抱強い性格で人望を集めている。



ルネ・レノ【Lune Reno】<2>
2007年11月07日(水)

信仰心が深く、困った人を見ると放っておけず(巴里赴任当時の大神一郎など)悩んでいる人間には懺悔をすすめることが多い。
教会一の要注意人物であるシスター・エリカが奉仕の精神のもとに行うさまざまな所業とその被害については常に頭を悩ませており、『サクラ大戦3』第八話では(実はこの時すでに教会をクビになっていた)エリカの扱いについて大神に相談し、エリカに立ち聞きされてしまった。



ルーブル美術館
2007年11月08日(木)

世界最高峰といわれるコレクションを誇る巨大な美術館。
建物はもともと王宮(ルーブル宮殿)として使われていたものであり、美術館としての開館は1793年のこと。
当時は歴代フランス王の美術品を展示するものだったが、一世紀と少しを経過する太正十五(1926)年にはさまざまな変遷を経て各国から美術品が集められている。
『サクラ大戦3』ではこの美術館の至宝として「モザ・リナ」が登場しており、怪人ナーデルがこれを狙った。



太正維新軍
2007年11月09日(金)

ゲーム『サクラ大戦2』に登場。
陸軍大臣・京極慶吾の扇動で「軍部による日本国の統治」をめざして結成された集団の「自称」。
その多くが血気盛んな青年将校であり、天笠士郎少佐を表向きの首謀者として太正十四年十一月九日未明。
帝都において決起し、クーデターを決行した。



加山雄一<1>
2007年11月10日(土)

[1902.11.11〜] A型 身長172cm 体重66kg CV子安武人
大神一郎の江田島海軍士官学校の同期。
いつも白いギターの音色とともに現れ、ギターの音色とともに去ってゆく。
自称「大神一郎の永遠のライバル」であり、”〜はいいなあ(大神)”、”幸せだなあ〜”が口グセである。
佩刀は「妖刀苦肉」。
ゲームでは『サクラ大戦2』第二話(太正十四年)から、小説『サクラ大戦』では巻の三(太正十三年)から、海の書き割りを背に、大神と再会している。



加山雄一<2>
2007年11月11日(日)

海軍士官学校時代は大神が常にトップであり、加山はいつも二番手であった。
だが、加山には下位に甘んじた者の卑屈さはなく、おおらかで明るく、細かいことは気にしない一見能天気な人物にも見える。
しかし、実は加山家は代々御庭番として諜報活動に携わっていた家系であり、雄一も幼少よりと忍者しての教育を受けていた。
士官学校卒業と同時に姿を消した加山は大神とは別ルートで帝国華撃団・月組に配属され、隊長に就任。
常に米田の警護や花組への情報提供を行うことになる。
よって現在、加山は軍での正式な階位をもっていない。(海軍に出頭する際のみ、少尉待遇となる)



加山雄一<3>
2007年11月12日(月)

ゲーム『サクラ大戦2』第九話太正維新軍のクーデターまでは大神らにはその正体を秘して接触していた。
ゲーム『サクラ大戦2』第十二話の新・ミカサ発進の際には、自ら月組の手勢をひきつれて現れ、大帝国劇場前で降魔兵器の群れと戦った。
本編では描かれていないが、戦闘に臨んだ際彼の横には武装した黒子たちが多数並んでいたはずである。
ゲーム『サクラ大戦3』(太正十五年)には渡欧し、グラン・マに米田からの親書を渡す。
その後、カルマール公爵の出現で危機に陥った大神や巴里花組の活動を影ながら支え(帝国華撃団・花組の召集に関わり)織姫、レニを救出した。
ゲーム『サクラ大戦4』では「銀座文書」を日本橋地下から発掘、背中に傷を負いながらも大神の元に届けた。



ロベリア・カルリーニ【Lobelia Carlini】<1>
2007年11月13日(火)

[1905.11.13〜] AB型 身長179cm 体重64kg CV井上喜久子
(ルーマニア王国)トランシルバニア地方出身。
父はイタリア人、母はルーマニア人のハーフ。
幼い頃はトランシルバニアで生活をしていたが特殊な能力をもつ彼女たちは「吸血の一族」として恐れられ、故郷を追われ、流浪の旅に出ることになった。
旅の途中、両親を失ったロベリアは生き延びるために犯罪に手を染め、欧州各地を転々とした。
生まれ持っての「炎」を操る霊力と素早い身のこなしを武器にロベリアはいつしか全欧州に名を馳せる大悪党となり、1924(太正十三)年5月5日に巴里市警に逮捕されるまでに犯した罪は懲役1000年以上に達し、サンテ刑務所には彼女専用にシルスウス鋼で囲った「第6特別監房」が用意されていた。



ロベリア・カルリーニ【Lobelia Carlini】<2>
2007年11月14日(水)

1926(太正十五)年、ロベリアが巴里花組に参戦する経緯は『サクラ大戦3』第四話のエピソードであるが、以後テアトル・シャノワールでは踊り子サフィールとして舞台に立つことになる。
残りの刑期を減らし報酬をもらうことを目的として巴里華撃団に所属しているロベリアは、正義の名の元に戦う大神以下、他の巴里花組四名のメンバーとは一線を画す存在であったが、自らの罪の清算については思う所があったらしく、1926(太正十五)年冬、残り2年の刑期を努めるため自らサンテ刑務所に再入所した。
後にグリシーヌの政府への密かな嘆願などもあり1927(太正十六)年現在では週末の夜のシャノワール公演および国家的な大事における戦闘員として臨時仮出所が認められている。



ロベリア・カルリーニ【Lobelia Carlini】<3>
2007年11月15日(木)

太正十六(1927)年、黄金蒸気事件で帝都東京が危機に瀕した際、来日し大久保長安を撃退、滅ぼす(浄化する)戦いに参加した。
『サクラ大戦4』までに登場した彼女の必殺攻撃、及び合体攻撃は
「フィアンマ・ウンギア(fiamma unghia)」
「コンブスティオーネ(combustione)」
「ペリッコロ・ジョーコ(pericolo gioco)」
「デモン・ファルチェ(demone falce)」
「カルド・プリジオーネ(caldo prigione)」
「アモーレ・センツァ・フィーネ(Amore senza fine)」
である。



影山サキ<1>
2007年11月16日(金)

[1903.11.16?〜1925] 身長162cm 体重49kg CV佐久間レイ
ゲーム『サクラ大戦2』第二話より登場。
陸軍(後に起こる出来事からしても黒幕として間違いなく京極慶吾が存在するが)の推薦により、米田の秘書として帝国華撃団に配属された新入隊員。
黒いタイトなスーツをビシッと着こなす大人の女性。
実は黒鬼会の幹部「水狐」の変装した姿であり、帝国華撃団に放たれたスパイである。



影山サキ<2>
2007年11月17日(土)

陸軍の資料によると出身地は千葉、年齢は太正十四年の時点で二一歳であるらしいが、彼女の正体を考慮すると、他の五行衆同様、データの信憑性は低い。
帝国華撃団配属後は米田の側に仕えながら黒鬼会へ情報を流し、さらに第二話においては自ら米田を狙撃し、指揮系統を混乱に陥れることに成功した。
ゲーム『サクラ大戦2』第六話ではついにその正体を現し、帝国華撃団・花組に戦いを挑み、滅びる。



月組
2007年11月18日(日)

正式名称は「帝国華撃団隠密行動部隊・月組」。
(足を使った)偵察・情報収集、敵本拠への潜入などを任務とする。
加山雄一が隊長を勤めている。
隊員が普段人目につく場所に出る際には、その正体を隠す必要から多くが黒子の扮装をしているため、「黒子組」と呼ばれている。
1927(太正十六)年、「ヤフキエル事件」の際にはブレントの執務室(とヤフキエル工場)を強襲、軟禁状態におかれていた米田、花小路(そして枢密院議員・田沼晴義)の救出に成功した。
また一般にはよく知られていないが、帝国華撃団地上施設(すなわち大帝国劇場)の管理・整備・清掃も彼らの任務である。なお地下施設は一時(太正十四〜十五年・春までの間)、帝国華撃団・薔薇組を名乗る集団によって管理されていた。



地下鉄(帝都東京)
2007年11月19日(月)

帝都の地下を走る蒸気鉄道。
太正十二〜十五年、日本の地下鉄は東京市営地下鉄道の「市営銀座線」(浅草−銀座間)しか存在してないが東京市当局には続々と新線計画が寄せられている。
なお一般には知らされていないが、市営銀座線には一部平行して帝国華撃団の弾丸列車「轟雷号」専用線路が走っている。



メトロ(巴里の地下鉄)
2007年11月20日(火)

巴里の地下を走る蒸気鉄道。
1900年に開業した巴里の地下鉄はmetro【メトロ】と呼ばれる。
メトロは帝都東京に比べ路線の拡張がはるかに進んでおり、太正十六(1927)年現在、巴里全市をほぼ網羅する重要な交通機関である。



光武射出口
2007年11月21日(水)

『サクラ大戦活動写真』より。
帝国華撃団・花組の出撃時、轟雷号によって最も近い停車駅に到着後、隊員の乗る霊子甲冑が敵出現地上空に放たれる地上の「射出口」。
光武射出口は帝国華撃団の施設としては比較的新しい物であるが、発射時以外、出口は閉ざされており一般市民にその用途は知られることはない。



リバティ島【Liberty Island】
2007年11月22日(木)

エリス島と並んで浮かぶ島。
フランスから寄贈された自由の女神が立っている。
アメリカ独立100周年にあたる1886年にこの島で女神像の除幕式が行われた。



自由の女神【Statue of Liberty】
2007年11月23日(金)

リバティ島に立つ巨大な彫像。
(頭までの)像高が46m、台座部を含めると93m。
正式名称は「Liberty Enlightening the World【世界を照らす自由(の女神)】」。
愛称は「ミス・リバティ【Miss Liberty】」など。
アメリカ独立100周年を記念してフランスから贈られた鉄骨組み銅(板)製の女神像であり、巴里のセーヌ川”白鳥の小径”には同じ女神像の縮小したものがある。



プラム・スパニエル【Plum Spaniel】
2007年11月24日(土)

[1906.11.24〜] B型 身長178cm 体重68kg CV麻生かほ里
アメリカ・カリフォルニア州出身。
リトルリップ・シアター内ドリンクバーのウエイトレス。
杏里と二人で、ワンペアと呼ばれている。
ローラースケートで、シアターの中を走り回り、ドリンクと笑顔を届けている。
抜群のプロポーションとあふれる愛嬌、持ち前のサービス精神もあって、劇場内外に大勢のファンをもっている。
口ぐせは「きゃふ〜ん!」。
この言葉を聞きたいがために、シアターに通う人もいるとか…
実は外見の裏には勝気で面倒見のよい姉御肌の性格と一途な性格、数学を「右脳」で処理する天才的な才能が隠されている。
紐育華撃団・虹組隊員。



(巴里の)広告塔
2007年11月25日(日)

巴里市内の道路端、いたる所に備えつけてある円柱形の広告塔。
街角に溶けこむ洒落たデザインの広告塔は巴里に欠かせない風景であるが(その一部は)巴里華撃団の緊急用シューターでもあり、地上からテアトル・シャノワールの地下=巴里華撃団指令室まで続いている。



テアトル広場
2007年11月26日(月)

巴里モンマルトルの丘にある小広場。
アマチュア絵描きや大道芸人などが集まるにぎやかな場所となっているが、もともとはモンマルトル村の広場であった。
スリが多い場所としても有名。
ロベリアや占い師カトリーヌ・ド・エーディンの主な”仕事場”であり、また『サクラ大戦物語 〜ミステリアス巴里〜』ではベルナデッド・シモンズがここで詩集を売っている。



神崎雛子<1>
2007年11月27日(火)

[1883.11.27〜] CV一柳みる
旧姓、冴木。
本名、雛子。
芸名、ひな。
すみれの母、銀幕(活動写真)のスターである。
もともと東京・浅草新富町の小間物問屋、冴木清吉郎の娘だったが、明冶三三年、神崎重樹社長が企画した神崎活動写真株式会社の「第一回神映新顔(ニューフェイス)」でデビューをかざり、以降”冴木ひな”を芸名とし、一気にスターダムにのしあがっていった。
以来、活動写真のスターとして活躍するが、1906年神崎重樹と結婚。
翌年、長女すみれが誕生したが、雛子は引退することなく芸能活動を続け、ファンを安心させたが、娘・すみれには孤独を強いる結果となった。



神崎雛子<2>
2007年11月28日(水)

銀幕のスターというだけあって、いささか自己中心的であり、母としての責任感が欠けていることは否めないが、神崎財閥の孫娘としての自分と、花組隊員としての自分の在り方に悩むすみれには、生きたいように生きろと諭す。
実の娘のすみれとは、母親と言うよりも、年の離れた姉妹や友達感覚で接している。
重樹同様、忠義には頭が上がらない。



医務室
2007年11月29日(木)

ゲーム『サクラ大戦2』に登場する大帝国劇場地下一階の設備。
太正十四年春から、集中治療室と隣接して大帝国劇場の地下に新たに作られた。
集中治療室と隣接するこの部屋は、戦闘部隊花組にとって、日頃の健康管理、戦闘での傷の治療などを行う、重要な施設である。
…が、ゲーム『サクラ大戦2』本編中ではとうとう使用される機会がなかった。
無論、本編に描かれない場面では多々使用されたものと思われる。
太正十四〜十五年までは医務室を含む大帝国劇場地下施設は実質帝国華撃団・薔薇組(を名乗る斧彦、菊之丞、琴音の三人)の管理のもとにあった。



ジュルジュ【Georges】
2007年11月30日(金)

テアトル・シャノワール劇場内バーのバーテン。
『サクラ大戦3』に登場。
無口で落ち着いた人物。
酒の種類に詳しく、客の顔を見ただけで好みの酒を当てることのできるスペシャリストである。
巴里華撃団の一員であり、踊り子(隊員)の正体やシャノワール地下工場についての知識も持っている。




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