ドミニク【Dominique】
2007年12月01日(土)

テアトル・シャノワールのボーイ。
『サクラ大戦3』に登場。
シャノワールのロビーで接客し、店内に案内するのを仕事とする。
職業柄、お客や店の情報には通じている。
遅刻の常習犯であり、お調子者で口がうまい。
巴里華撃団の一員であり、踊り子(隊員)の正体やシャノワール地下工場についての知識も持っている。



第三天国
2007年12月02日(日)

帝国歌劇団・花組の太正十二年十二月公演の演目。
主演:マリア・タチバナ、真宮寺さくら。
シコオ(マリア)はパリの地下水道の掃除夫であり、いつか道路掃除夫になることに憧れる貧乏な青年であった。
ある日、シコオはイジワルな姉(すみれ)にムチうたれる娘(さくら)を助ける。
姉に虐げられて暮らしてきたディアヌには、地上三階にあるシコオの部屋はまさに天国のように感じられた……。
貧乏な暮らしの中、美しい夢を抱き続ける青年シコオを演じたマリアと過酷な境遇に耐え、けなげに生きる少女ディアヌを演じたさくらに観客の多くが涙した。



紅蜥蜴
2007年12月03日(月)

ドラマCD第三期vol.1『紅蜥蜴』、OVA第二期『轟華絢爛』第三話、小説『轟華絢爛』に登場。
舞台/活動写真『紅蜥蜴』に登場する女怪盗。
帝都を舞台に名探偵明智小次郎、少年レッドらと戦いを繰り広げるその正体は社交界の花、夢野雛子である。
帝都に密かに根付いた大規模犯罪組織の長であり、美を愛し、また美を憎むその歪んだ心が美女をガラスケースに永久保存するという猟奇的な行動へと走らせた。
その仕上げとして、帝都一の”楚々とした清らかな美女”湯川マサエを誘拐・コレクションとし、宿敵少年レッドをおびき出し、亡き者にしようと画策したが名探偵明智小次郎に追い詰められ、自分の銃には弾をこめぬまま撃ち合い、その命を散らした。



清流院琴音<1>
2007年12月04日(火)

[1895.12.4〜] A型 身長175cm 体重58kg CV矢尾一樹
千葉県出身。
帝国華撃団・薔薇組(を名乗り大帝国劇場地下で謎の活動を行っていた集団)のリーダー。
陸軍での階級は大尉。
見るからにナルシストといった印象の青年で、実際にもそうである。
口癖は「美しい」「美しくない」で、それがすべての基準価値でもある。
情報将校を名乗るだけあり、情報収集に長けており、その能力はかなりのもの。
だが、その入手経路はけっして明かさない。
プライドが高く、尊大な態度をとることが多いが、薔薇組同士の結束は強く、米田や大神、花組に対する密かな支援・協力は献身的ですらある。
『サクラ大戦活動写真』でも帝国華撃団解散の危機に際した帝都花組を、情報網や連絡網を駆使して援護している。



清流院琴音<2>
2007年12月05日(水)

琴音は薔薇組のリーダーではあるが、その主な役割といえば、毎晩行われる「本日のおしゃれ反省会」や週に一度開かれる「今週のおしゃれ検討会」、また午後のお茶会を主催したり、地下施設の掃除当番や料理当番を決めるクジを製作することが主なものである。
琴音自身は、暦とした軍人であるのに力仕事や服や体が汚れることは一切やろうとしない。
よって彼は戦いの中でも、決して汚れたり、ダメージを受けることなく、あくまで優美に、スマアトに、相手につけこむ隙をあたえない攻撃・防御法すなわち手刀や掌底による攻撃後、距離をとる一撃離脱戦法を主とする。
なお薔薇組は太正十六(1927)年春に解散している。



大神一郎<『サクラ大戦V』改訂版>※誕生日再録
2007年12月06日(木)

[1903.1.3〜] 身長176cm 体重65kg CV陶山章央
大河新次郎の叔父、大河双葉の弟。
帝国華撃団司令。
大帝国劇場支配人。
海軍中尉の階級ももってはいるが、秘密部隊帝国華撃団を率い、実質、帝都の霊的防衛最前線の最高位にある人物である。
江田島海軍士官学校を卒業してからの経歴は華々しく、帝国華撃団・花組隊長、巴里華撃団・花組隊長として幾多の戦いに勝利、劇場では長くモギリの下積みを経て演出まで手がけるようになった。
太正十六(1927)年春、前任の米田一基が勇退する際に、後継として部隊/舞台双方の長として指名を受けた。



薔薇組の部屋
2007年12月07日(金)

ゲーム『サクラ大戦2』(太正十四年)から『サクラ大戦4』(太正十六年)まで登場する大帝国劇場・地下一階の設備。
薔薇組(を名乗っている清流院琴音、太田斧彦、丘菊之丞)が地下倉庫の後ろを拡張し、勝手に自分たちの居住空間を作ってしまった。
部屋の中は薔薇組らしい女性趣味あるれる飾りつけ・調度にくわえ、生活必需品のほかに、菊之丞の茶器、斧彦のドライフラワー、琴音の鏡台&おしゃれセットなど、各人の趣味にあわせたものが所狭しと並べられている。



ロシアのお正月
2007年12月08日(土)

ゲーム『サクラ大戦』第八話、マリアのセリフより。
”ロシアでは正月の夜、親しいものが集まり、朝まで騒ぐ。
そして明け方、みなで雪原に向かって祈る。
今年も一年、幸せに暮らせるように…”
サクラ世界のロシアでは、正月には本当に上記の儀式が行われている。



蒸気ボート
2007年12月09日(日)

OVA第二期『轟華絢爛』第二話で花組がアイリス、レニを探すために乗ったボート。
広義でいうと、OVA第二期『轟華絢爛』第二話に登場するボートはほとんど全てが蒸気ボートである。



ジャポニズム【Japonisme】
2007年12月10日(月)

『熱き血潮に』第二話由里のウワサ話より。
欧州花の都・巴里で日本文化が人気になっていることについての情報。
この現象がいわゆる「ジャポニズム(日本趣味)」である。



一意専心【いちいせんしん】
2007年12月11日(火)

『熱き血潮に』第五話より。
大神がさくらに贈る(こともある)言葉。
好評を博するこの言葉は、太正十二(1923)年当時の真宮寺さくらにとっては、まさに時期を得たものだったかもしれない。



怪しい手紙
2007年12月12日(水)

『熱き血潮に』第六話より。
宛名のない謎の封筒、男性らしい差出人の文字、由里が察する所「どうみてもラブレター」というその内容は…
ゲームをご覧になってのお楽しみである。



打ち上げ
2007年12月13日(木)

舞台終了後、花組隊員や帝劇関係者が「かくし芸」を披露する、帝劇花組恒例の行事。
太正十二年の『シンデレラ』の打ち上げでは紅蘭のマイクくん一号、中国奇術、アイリス&ジャンポールの腹話術、”洋風ダンス免許皆伝”すみれの日舞、米田と大神の軍歌、さくらの杯割り、マリアの乾杯(ザ・ヴァーシュ・ズダローヴィエ)を披露。
同じく太正十二年『西遊記』の打ち上げでは紅蘭のえんかいくん、皿回しくん、カンナの五〇枚瓦割り、すみれの独唱(アカペラ)、アイリスとジャンポールのペアダンス、帝劇三人娘の本音漫才が披露された。



プリンセス・サミット
2007年12月14日(金)

怪人・東日流火扮する青年によって催された豪華なパーティー。
その実はといえば東日流火による”石像”作成・収集のための罠であり、プラムと杏里もこの被害にあった。



フィリップ・ディ・マールブランシュ【Phillip Die Marbranche】<1>
2007年12月15日(土)

[1904.12.15〜1925.6.11]
フランス貴族。
マールブランシュ家は、フィレンツェに住んでいたイタリア貴族を先祖に持ち、カトリーヌ・ド・メディシスがフランス王家に嫁いだとき、共に移ってきた一族である。
フィリップは母を早くに亡くし、父マルセルの放蕩ぶりを見て育ったためもあり、十八歳から父に代わり家業を引き継ぎ欧州大戦で傾いた家名を上げることに熱意を注いだ。
花火に出会う前のフィリップは社交界では「女嫌い」と評される青年だった。



フィリップ・ディ・マールブランシュ【Phillip Die Marbranche】<2>
2007年12月16日(日)

北大路家との婚姻話を当初は拒否していたフィリップだが、花火と知り合ってからは、彼女の笑顔を生涯守ることを決意するに至る。
しかし、晴れの婚礼の日、会場となった豪華客船マールブランシュ号沈没により死去。
後には絶望に心閉ざされた花火が残されることとなった。
フィリップは花火の前から姿を消す瞬間まで彼女への愛を告げていた。



真宮寺桂【しんぐうじ かつら】
2007年12月17日(月)

さくらの祖母、一馬の母。
外見はしわくちゃで”置物のように”動かない老婆。
龍馬、一馬、さくらと”破邪の血統”真宮寺家の定めを見守り、妻として母として祖母として、じっと耐え忍んできた人物である。
普段話すときは口元だけが動き、その言葉は嫁・若菜や権爺だけが聞き取ることができる。
さくらが霊剣荒鷹を抜くことに成功した時、桂は初めてさくらに言葉をかけた。
降魔戦争の際には息子・一馬にも自らにも「鬼」となることを課した桂だが、OVA第二期『轟華絢爛』第六話では孫・さくらの将来について、(当主としては)”婿をとり家を継ぐのが定め”と言い渡しながらも、一方、「さくらが望むなら真宮寺の血を絶やしてもよい」、と本心を明かしてもいる。



ポンパドゥール・近松
2007年12月18日(火)

『サクラ大戦2』キネマトロンで受信できるラジヲ放送で、好評を博している占い師。
タロット、花かるた(花札)、星占いなどを得意とし、出張占い先として、よく新宿の街角にあらわれ、有料でよく当たる占いをしてくれるそうである。



欧州大戦<1>
2007年12月19日(水)

我々の世界でいう第一次世界大戦。
1914〜18年にかけて七千万人の兵士が戦い、九〇〇万人の戦死者を出した、『サクラ大戦』の世界においては、これまでの人類史上もっとも大規模な戦争である。



欧州大戦<2>
2007年12月20日(木)

「欧州大戦」は飛行機、機関銃、そして人型蒸気という三大兵器が登場したということでも筆頭すべき戦争であった。
飛行機は空からの偵察や攻撃をもたらし、空という新たな戦場が出現した、機関銃はより多くの人間を殺傷する能力を兵士たちに与え、これを防ぎ敵陣に肉薄する必要性から、塹壕戦という戦い方が生まれたが、さらにこの塹壕と機関銃をほぼ無力化したのが人型蒸気である。
なお、欧州大戦でも魔術・呪術が使用されたが、兵器として導入された「人型蒸気」の為にアメリカ南北戦争のような圧倒的な戦果はもはや望むべくもなく、人型蒸気にもっとも有効な兵器は人型蒸気自身であることを証明したにすぎなかった。



白粉(おしろい)
2007年12月21日(金)

ゲーム『熱き血潮に』より。
すみれの指南を受け悪戦苦闘したものの、うまく塗れなかった椿の「白粉(おしろい)」。
失敗の原因は教え方等の問題ではなく、当時、椿本人の(化粧の)経験不足であったものと思われる。



レニ・ミルヒシュトラーセ【Reni Milchstrasse】<1>
2007年12月22日(土)

[1909.12.24〜] O型 身長147cm 体重38kg CV伊倉一恵
ドイツ人。
(両親がいかなる人物か不明である)孤児の少女。
綿密で恐ろしく計算の速い蒸気演算機のような頭脳と百科辞典並みの知識量、高い霊力、人間離れした戦闘能力の持ち主。
太正十四年に来日するまでは、感情の動きを表すことがほとんどなく、レニは自分の意志よりも己に課せられた任務を最優先し完璧に遂行する、機械のような思考をもっていた。
また(OVA第二期『轟華絢爛』第六話で明らかにされた通り)天才的なヴァイリオリンの弾き手でありまたバレエの踊り手でもあるが、その才能が見出されたのは秘密機関ブルーメンブラットに訓練されている途中であった。



レニ・ミルヒシュトラーセ【Reni Milchstrasse】<2>
2007年12月23日(日)

しかし、霊力者育成の非人道的なカリキュラム「ヴァックストゥーム計画」を推進するブルーメンブラットの研究方法はまったく異論の余地がないほど、非人道的なものであり、「賢人機関」はエージェント藤枝かえで等によって、レニを救出させた。
ブルーメンブラット解散後、レニは欧州の霊能力者を集めて結成された実験部隊「欧州星組」にソレッタ・織姫、ラチェット・アルタイルらと共に参加。
同部隊解散後、レニは幼いながらも世界的なスター(名優/歌手/演奏家)として名声を得、活躍することとなった。
太正十四(1925)年、アイゼンクライトIII型の完成とあわせ、日本の帝国華撃団からの招聘にこたえ飛行機で来日。帝国華撃団・花組の一員となり「心」を取り戻してゆく様子はゲーム『サクラ大戦2』以降の作品に詳しい。



レニ・ミルヒシュトラーセ【Reni Milchstrasse】<3>
2007年12月24日(月)

太正十五年『サクラ大戦3』では織姫と共に渡欧、大神一郎と巴里花組を助けた。
同年「ヤフキエル事件」では無人人型蒸気ヤフキエル、巨大ヤフキエルと戦い、これを撃破。
翌太正十六年『サクラ大戦4』では黄金蒸気を操る大久保長安と戦い、帝都を破滅から救った。
『サクラ大戦4』までに登場した彼女の必殺攻撃、及び合体攻撃は
「ダス・ラインゴルト(Das Rheingold)」
「ディ・ワリキューレ(Die Walkuere)」
「ジークフリード(Siegfried)」
「ゴッター・デメルング(Goetterdaemmerung)」
「エアレーズング(Erloesung)」
「ブラウアー・フォーゲル(Blauer Vogel)」
「グリュックリヒカイト(Glueklichkeit)」
である。



高村椿<1>
2007年12月25日(火)

[1907.12.25〜] B型 身長150cm 体重42kg CV氷上恭子
東京・浅草出身。
事務室の藤井かすみ、榊原由里と共に帝劇三人娘と呼ばれ、大帝国劇場・売店の顔であった。
かつ帝国華撃団の輸送空挺部隊・風組の一員。
空中戦艦ミカサ(および新・ミカサ)では火器管制を担当する。
三人娘の中では一番若い。
誰とでも仲良くなれるタイプだが、特にマリア、さくら、カンナとは仲がいい。
売店という持ち場からか、本人は意外にしっかり者である。
実家は地元浅草で「高邑屋」という老舗せんべい店を営んでいる。



高村椿<2>
2007年12月26日(水)

太正十四(1925)年ゲーム『サクラ大戦2』第五話では売店担当を一時、野々村つぼみに委ね帝国華撃団・北海道支部へ単身出張した椿は、同・第八話、輸送用飛行船「海豚丸(いるかまる)」に新型霊子甲冑「天武」を載せ、無事帰還し、帝国華撃団の危機を救った。
1927(太正十六)年、藤井かすみ、榊原由里と共に新支部に出向となり、数年来なれ親しんできた仕事場である大帝国劇場を離れることになった。



陸軍輸送大隊
2007年12月27日(木)

小説『轟華絢爛』、OVA第一期『桜華絢爛』に登場。
陸軍の武器・兵員輸送を担当し、兵站の重要な一翼を担当する部隊。
帝国華撃団・花組発足時(太正十一〜十二年)には、翔鯨丸・轟雷号などの諸輸送手段の開発・導入が間に合っておらず、同部隊が帝都花組の光武の輸送をうけもっていた。
帝都にも陸軍第一師団所属の輸送大隊が存在し、小説『轟華絢爛』では、同部隊によって大神の光武を戦場に運んだ。



天笠士郎<1>
2007年12月28日(金)

[1894.12.28〜1925] CV三木眞一郎
ゲーム『サクラ大戦2』第四話で大神を殴った男。
帝国陸軍少佐。
また同八話で帝劇を襲撃した太正維新軍の一隊を率いていたのが、彼、天笠である。
名門の出で、かつて陸軍兵学校を主席で卒業し、十年に一度の逸材といわれたエリート将校であり、(ちなみにレベルの差はあっても、京極と天笠は軍部でもエリートとみなされていた点では一致する)天笠は、時代の要求にたいして柔軟な姿勢をとる米田一基陸軍中将や山口和豊海軍大臣などの穏健派とは太正十四年初頭から、激しい衝突を繰り返していた。



天笠士郎<2>
2007年12月29日(土)

優れた統率力と金離れの良さ、保守的な思想、急進的な改革への情熱は、瞬く間に彼を陸軍内部の過激派青年将校の頭目的存在へと押し上げていき、京極慶吾の思想に傾倒した末、ついに「太正維新軍」の実行隊長的存在としてクーデターを引き起こすことになる。
ゲーム『サクラ大戦2』第八話で結局失敗に終わった「太正維新軍蜂起(クーデター)」であるが、天笠はついに最後まで(八鬼門封魔陣破壊と武蔵出現までの時間稼ぎと、帝都を混乱に陥れ、京極自身の消息を消すため、という)京極の真の目的も知らず、捨て駒として使われ、クーデター鎮圧直後に逮捕、叛乱の罪を追及されることになる。



恋文
2007年12月30日(日)

グラン・マことイザベルに送られたラブレター。
差出人は「第一回世界舞踏祭」における踊り子イザベルに魅せられた、当時のイギリス国王である。
グラン・マが(ライラック伯爵以上に)世界を揺るがすこの一大ロマンスに関わっていたことは一般には知られていない。
ゲーム『サクラ大戦3』ドラマダウンロードに登場。



帝都タワー
2007年12月31日(月)

東京、芝に建てられた大型電波塔。
ゲーム『サクラ大戦』第二話で黒之巣会が標的とした帝都の要所。
太正九年に別棟の通信設備と共に建設された。
帝都の通信のほとんどをここで増幅し、中継していたが(よって『サクラ大戦』の太正十二年にはここが破壊されたりすると帝都の首都機能は大幅に低下する、と述べられている)後にミカサ墜落により生まれたミカサ記念公園の超高層電波塔によって、一気にその影は薄くなった。
1927(太正十六)年には解体されたミカサ電波塔に代わり(巴里などの)極長距離通信も担う主力電波塔として見事復活した。




前へ  戻る  次へ