帝国華撃団・花組発足
2008年01月01日(火)

帝国華撃団・花組発足は、OVA第一期『桜華絢爛』第二幕にもあるように太正十一年元日である。
発足時のメンバーはマリア・タチバナ、アイリス(イリス・シャトーブリアン)、桐島カンナの三名であった。
なお、翌二日から「帝国歌劇団・花組」も訓練を開始している。



クワッサリー
2008年01月02日(水)

火喰い鳥のこと。
正確にいうとオオヒクイドリ。
学名casuarius=casuarius。
大型の走鳥類で飛ぶことはできず、頭高は1.8mにもなる。
主に南洋に生息し、その羽は珍重されたという。
ロシア革命の際、マリアのコードネームがこれである。
ゲーム『サクラ大戦』第三話、小説『サクラ大戦』巻の一、TV第九話「哀しき火喰い鳥(クワッサリー)」において、黒之巣死天王・刹那にこの名前で呼ばれたマリアは逆上し、一人戦いにおもむくことになる。
なお、TV第九話のタイトル「火喰鳥(クワッサリー)と呼ばれた少女」はテレビ放映後ビデオ収録時の改編にともない「哀しき火喰い鳥(クワッサリー)」に改題された。



大神一郎<1>
2008年01月03日(木)

[1903.1.3〜] 身長176cm 体重65kg CV陶山章央
帝国華撃団・花組隊長。
また後に巴里華撃団・花組隊長としても活躍した剣術、二天一流の達人。
明冶三十六(一九〇三)年、栃木県のごく一般的な農家に生まれた。
姉が一人いる。
幼少の頃から、文武にたぐい稀な才能を発揮、強い責任感、正義感ゆえに軍人をめざし江田島海軍士官学校に入学。
同校を首席で卒業後、花小路頼恒伯爵のスカウトで帝国華撃団・花組の隊長として赴任し、太正十二年から十三年にかけて勃発した黒之巣会や降魔、葵叉丹らとの戦いを勝利に導いた。
男性にもかかわらず、霊子甲冑を起動し、操縦することのできる高い霊力の持ち主。
また、花組の隊員たちの能力を一つにまとめ高めてゆく、触媒としての役割をになっている。



大神一郎<2>
2008年01月04日(金)

太正十三年四月、戦闘部隊としての帝国華撃団が一時解散してからは、海軍に復帰し、洋上での演習や訓練に終われる日々を過ごしていた。
太正十四年三月に南米ブエノスアイレス方面への外洋演習を終え、日本に帰還し、米田一基からの呼び出しを受け、海軍大臣山口和豊と陸軍参謀本部の承認入りの辞令を得て、帝撃花組隊長に再赴任した。
ゲーム『サクラ大戦2』第八話では、魔神器に頼る(それによってより多くの戦いや犠牲をともなう)平和よりも、自分たちの力で築いてゆく平和の尊さを悟り、魔神器を破壊する。
また、同・十二話では「破邪の血統」真宮寺さくらと「二剣二刀の儀」を成功させ、武蔵の心臓部である「魔水晶」を破壊することに成功した。



大神一郎<3>
2008年01月05日(土)

中尉に昇進した太正十五年にはフランス・巴里に特別留学。
同地で欧州都市防衛計画の中枢をになう存在、「巴里華撃団・花組」の隊長として、テアトル・シャノワールのモギリ兼ボーイを勤めつつ任務に従事。
怪人、オーク巨樹との戦いに勝利した。
「サクラ大戦3」までに登場した必殺攻撃は
「快刀乱麻」(かいとうらんま)、
「無双天威」(むそうてんい)、
「天地一矢」(てんちいっし)、
「三刃成虎」(さんじんせいこ)、
「天狼転化」(てんろうてんげ)、
「刀光剣影」(とうこうけんえい)、
「疾風迅雷」(しっぷうじんらい)、
「金甌無血」(きんおうむけつ)、
「紫電一閃」(しでんいっせん)、
「古今無双」(ここんむそう)、
「金城鉄壁」(きんじょうてっぺき)、
「震天動地」(しんてんどうち)
である。



モギリ服
2008年01月06日(日)

大神一郎の帝都大帝国劇場、巴里テアトル・シャノワールにおける制服、そして普段着。
紅蘭のチャイナドレスなどと違い生地や収納に特殊な工夫があるわけではないが、「サクラ大戦4」までの扱いを見ていると、どうも大神一郎は世界のどこに行ってもこの服を着せられる(そして結局、望んで身につける)運命にあるようである。



絶対正義
2008年01月07日(月)

出現条件の難しさ、威力、そしてそのネーミングからも『サクラ大戦』を通じ、大神一郎の究極最終必殺攻撃と断じてもよい技。
その技の名前と破壊力にはどのような巨悪も恐れ入るしかあるまい。



神崎すみれ<1>
2008年01月08日(火)

[1907.1.8〜] B型 身長161cm 体重50kg CV富沢美智恵
帝国華撃団・花組トップスタア。
神崎財閥の創始者・忠義の孫娘であり、父は神崎重工の社長・重樹、母は映画スタアの雛子(旧姓冴木)。
最高の素養と環境、教育に恵まれ、さらにすみれ本人の不断の努力によって、かつて通っていた女子学習院でも帝国歌劇団/帝国華撃団でも、常にトップの地位を譲らなかった。



神崎すみれ<2>
2008年01月09日(水)

神崎風塵流長刀術の免許皆伝であり、舞踏も洋風ダンス免許皆伝の腕前。
またすみれは光武の実験機「桜武」のテストパイロットを務めるほどの強い霊力を早くから現し、花組の誰よりも早く霊子甲冑に慣れ親しんだ人物である。
そんなすみれにも苦手はあり、幼い頃のトラウマである”クモ”(と”料理”)がそれである。
すみれと神崎家の関係は長年にわたって微妙なバランスと緊張のもとに続いており、ゲーム『サクラ大戦2』第三話・巻菱家とのお見合い騒動、太正十三年正月に起こった光武使用不能〜神武完成までのいきさつもその一端である。
しかし1927(太正十六)年、霊力の衰えを自覚したすみれは『あぁ、無情』公演を最後に、帝国歌劇団/帝国華撃団を惜しまれつつ退団、神崎財閥ならびに神崎重工の後継者となるべく実家に帰った。



神崎すみれ<3>
2008年01月10日(木)

『サクラ大戦4』までに登場した彼女の必殺攻撃、及び合体攻撃は
「胡蝶の舞(こちょうのまい)」
「鳳凰の舞(ほうおうのまい)」
「赤熱鳳仙花(せきねつほうせんか)」
「連雀の舞(れんじゃくのまい)」
「飛竜の舞(ひりゅうのまい)」
「不死鳥の舞(ふしちょうのまい)」
「紫仙燕子花(しせんかきつばた)」
「二人の愛は永遠……(ふたりのあいはえいえん……)」
「孔雀の舞(くじゃくのまい)」
「阿吽の舞(あうんのまい)」
……である。



神崎風塵流
2008年01月11日(金)

神崎すみれが免許皆伝の腕を持つ長刀術。
すみれ、重樹、忠義の遠い先祖である創始者・神崎万次郎によって江戸期に興され、後に江戸城大奥の武術となり、さらに上流階級の子女が習う武術となった。
神崎風塵流は回転、跳躍、地面への突き等の優雅でダイナミックな動きが強調されており、実践よりは形式美や格式を重んじる武術とされている。



ダイアナ・カプリス【Diana Caprice】
2008年01月12日(土)

アメリカ・マサチューセッツ州ボストン出身。
ほほえみを絶やさない、女神のようにやさしい少女。
ボストン大学で医学を学び、研修医として、紐育に来た。
身体が弱く、車イスでの生活を余儀なくされている。
そのため、セントラルパークで小鳥たちとたわむれながら、まわりの人たちと接さず、静かに時を過ごす。
物腰柔らかで礼儀正しく、落ち着いた雰囲気は、まさに深窓の令嬢。
アンティークの絵本を集めていたり、ドールハウスを作っていたり、サンタクロースを信じていたりと、透き通るほどに純粋。
ただ、あまりにも純粋であるがゆえに、星組の面々に、からかわれてしまうことも。
先祖は、ヨーロッパからアメリカに、初めて移民した人たちであり、ダイアナ自身、アメリカ大陸、第一の移民であること、また、栄誉ある英国移民の伝統を受け継いでいる事に、自信と誇りをもっている。
シェークスピアが好きで、いつも木陰で詩集を読んでいる。
そして、会話の中に、タイミングよく、詩を引用して話したりするのが好きな英国人気質でもある。
なにごとにも真面目で、真摯に向き合う姿勢は、優等生というにふさわしく、「星組唯一の良識」とも言われ、悪ふざけに過ぎる星組メンバーをたしなめることも。
そのため、みんなからは、いろんな意味で「学級委員長」と呼ばれたりしている。
しかし、気持ちが昂ぶると、思わず乱暴な言葉遣いになってしまうことも…。



なめたらあかんぜよ
2008年01月13日(日)

いわゆる”キレた”ときにダイアナが発する言葉。
なぜか土佐弁である(が、これは”〜なまりの英語”の意訳であろう)。



帝国歌劇団
2008年01月14日(月)

太正十一年結成。
銀座大帝国劇場を舞台とし、宮廷劇からコント劇までこなす少女歌劇団である。
そして同劇団のスタア女優こそ秘密部隊「帝国華撃団・花組」のメンバーであり、彼女達の表の顔でもある。
なお下部組織として付属演劇養成所「乙女学園」があり、同・学園長には大帝国劇場支配人でもある米田一基が就任している。
太正十二年に真宮寺さくら、神崎すみれ、マリア・タチバナ、アイリス、李紅蘭、桐島カンナの6名で本格始動した花組は、太正十四年からは世界的なスタアである元・星組、ソレッタ・織姫、レニ・ミルヒシュトラーセを正式メンバーとして迎え、帝劇の俳優陣もより一層充実した。
太正十二年から十三年までは、帝劇の公演は月ごとに行われていたが、内容の充実と舞台の規模拡大のため、同十四年からは季節公演が基本となっている。



帝国華撃団・花組<1>
2008年01月15日(火)

正式名称は「帝国華撃団降魔迎撃部隊・花組」。
一九二二(太正十一)年結成。
その任務は魔物(関連事件)全般の予防、捜査、滅殺である。
対魔物用として花組隊員は”光武”などの霊子甲冑、霊剣や霊子水晶弾または自身の霊力そのものを使用して戦う。
さらに花組は、花やしき遊園地と並んで帝国華撃団の主な収入源である少女歌劇「帝国歌劇団」というもう一つの顔をもつ。
なお帝都の霊的拠点・銀座の地で部隊と舞台双方をこなすことが、帝都に眠る怨念を監視し鎮める効果をもつことは『サクラ大戦4』でも示唆されている。



帝国華撃団・花組<2>
2008年01月16日(水)

なお、1923(太正十二)年当時の女性六名+男性の隊長一名(大神一郎)という組み合わせは、当時の帝撃副司令藤枝あやめが提案したものだが、結果として大成功をおさめた。
ちなみに花組の初代隊長はマリア・タチバナである。
以降、花組の人員構成はこれが基本となり、1925(太正十四)年からは、元星組ソレッタ・織姫、レニ・ミルヒシュトラーセを加え、女性八名+隊長一名となった。
この男性隊長と女性隊員、舞台と部隊の組み合わせはフランスの巴里華撃団でも成功し、賢人機関のエージェントによる研究報告「フィル・トンプソン・レポート」でも詳しく述べられている。



パーシー・ホワード【Percy Howard】<1>
2008年01月17日(木)

[1881〜] CV堀川亮
英国人技師。
専門は人型蒸気と霊子力機関。
紅蘭に蒸気機関や霊子力学を教えた人物であり、ヘンな関西弁の師匠でもある。
神戸の外国人居留地に屋敷を構える親日家であり、太正八年四月に神戸に到着した紅蘭を引き取り、京都、奈良などの日本の古都を共に旅行して歩いた。
紅蘭は”神戸のお父はん”と呼びパーシーのことを深く敬愛している。
(ちなみに”東京のお父はん”とは米田一基)



パーシー・ホワード【Percy Howard】<2>
2008年01月18日(金)

なお、パーシーは賢人機関とも深いつながりがあり、中国では藤枝あやめ(当時賢人機関エージェント)と行動を共にしていた事もある上、アイゼンクライト開発の際にも神崎重工製の霊子エンジンをもって渡欧し、同I型の完成にも一役かっている。
そんな彼も”発明”に関しては紅蘭と同レベルの低い成功率でしかなく、しかしあくまでマイペースで努力し続け、今日も新たな発明に燃える困った”お父はん”である。



帝国華撃団構想<1>
2008年01月19日(土)

「都市防衛による世界平和」の実現を目指した賢人機関がその理念を現実するため計画した壮大なプロジェクト。
主要なメンバーの一人として花小路頼恒伯爵があげられている。
その目的は「零號文書」にもある通り、かつてドイツの秘密機関「ブルーメンブラット」が行っていた霊力戦士の養成計画および軍用人型蒸気開発計画をより穏健かつ長期的な方針で見直し、これに生身では明らかに分の悪い敵=魔物に対し、当時神崎重工がノウハウをもっていた霊子甲冑の技術を加えることで、より強力な対降魔組織を作ることにあった。
しかし計画の嚆矢となった「欧州星組」は戦闘中の暴走などがもとで解散、日本の「対降魔部隊」は多大な犠牲をはらった後同じく解散し、賢人機関が夢見た本当の対降魔部隊は1922(太正十一)年日本の帝国華撃団結成まで待たねばならなかった。



帝国華撃団構想<2>
2008年01月20日(日)

こうして結成された「帝国華撃団・花組」は1923〜1924(太正十二〜十三)年の対黒之巣会との戦いで賢人機関の予測を上回る華々しい戦果を挙げたが、1925〜26(太正十四〜十五)年の対黒鬼会との戦いは「魔神器」悪用の可能性や「破邪の血統」の因縁、人と魔の共存を説く敵首領・京極慶吾の出現など、”帝国華撃団構想”の存在意義をも揺るがしかねない事態と直面した。
結局、「魔神器」の破壊、「二剣二刀の儀」の成功にともない、賢人機関側がよってたつ「正義」の勝利に終わったが、見方をかえるとこの戦いは「都市防衛(世界平和)のための戦い」というより、帝都における日本独自の「魔」と「破邪の血統」の闘い(あるいは陸軍対降魔部隊以来の因縁)という私闘的な意味合いが強く、その中心人物として真宮寺一馬(鬼王)、さくら父娘が深く関与していたともいえる。



帝国華撃団構想<3>
2008年01月21日(月)

その後、1926(太正十五)年のフランスにおける巴里華撃団の成功は”帝国華撃団構想”が日本のみならず、世界レベルの霊的都市防衛ネットワーク構築の段階に入ったことを告げる象徴的な出来事であった。
1927(太正十六)年初頭の「ヤフキエル事件」、同年春の「黄金蒸気事件」では都市の外と中から襲い来る敵に対し、帝国華撃団と陸海軍、さらに巴里華撃団までが協調し立ち向かった。
これからも賢人機関が霊的都市防衛ネットワークをどのように広げ強化してゆくのか、今後の在り方が注目されるところである。



光武
2008年01月22日(火)

全高:2428mm 乾燥重量:647kg 行動限界時間:2時間
霊子甲冑、光武。
蒸気併用霊子機関を搭載した世界初の対妖力戦用人型蒸気、第一世代霊子甲冑。
設計草案を山崎真之介、設計および開発は神崎重工。
同・川崎工場における桜武の実験データをもとに帝撃花やしき支部と李紅蘭が行った。
1923(太正十二)年度の帝国華撃団・花組の主力兵器、その記念すべき初代である。
光武の設計思想の革命的な点は、蒸気動力と霊子力を並存させた動力、搭乗者の特性や戦況に応じた運用が可能である点、さらに「光武・改」「光武二式」などでも明らかになった霊子反応基盤(霊子力転換効率)のポテンシャルの高さである。



神武<1>
2008年01月23日(水)

全高:3507mm 乾燥重量:2520kg 行動限界時間:2時間
霊子甲冑、神武。
直列蒸気併用霊子機関を搭載した対妖力戦用人型蒸気、第二世代霊子甲冑。
光武と同じく山崎真之介が残した設計草案を、帝撃花やしき支部および李紅蘭の設計・開発で完成させた。
1924(太正十三)年度の帝国華撃団・花組の主力兵器である。
直列式を導入したことにより霊子力機関の出力は飛躍的に向上したが、同時に重量も約四倍近くに増えてしまった。
よって対降魔戦の必要十分を満たす攻撃力・防御力の代わりに機動力は相殺され、華々しい戦果を残しつつも後に多くの課題を残す機体となった。



神武<2>
2008年01月24日(木)

なお、1923(太正十二)年の帝都崩壊後、一旦は停止されていた次世代機(神武)開発ラインを再開させるには莫大な資金が必要となり、そのために神崎すみれが奔走したことがゲーム『サクラ大戦』第八話、小説『サクラ大戦』巻の四でも述べられている。
ただし、対降魔用に最適化され、火力と装甲の大幅な強化を図った神武ではあったが、帝国華撃団・花組に配備・運営された期間は翌1924(太正十三)年春までの三ヶ月にも満たない。
初代「光武」に比べると非常に短命に終わった兵器である、



神武<3>
2008年01月25日(金)

この失敗の原因は山崎の草稿メモにも見られることであるが神武の機体設計が光武に比べて練りきれていなかったこと、非常に強力な妖力をもつ敵に対する戦闘を想定した時、さしもの天才山崎も武装強化・装甲増加でしか当時は対応策を見出せなかったためであろう。
しかし、後に李紅蘭&帝撃花やしき支部オリジナルで開発された新機軸、都市エネルギー導入型第三世代霊子甲冑「天武」もその致命的な欠陥ゆえ対降魔兵器の決定打とはなりえず結局、最終決戦において原点である「光武・改」に帰り、さらに「光武二式」へと発展していった事から見ても霊子甲冑のコンセプトとしてはやはり霊子力転換効率の高さこそが真髄といえるのかもしれない。



凱旋門
2008年01月26日(土)

巴里凱旋門。
カルーセル広場にあるこの門は1805年、ナポレオンのロシア・オーストリア連合軍に対する勝利を記念したもの。
もともと戦勝祝賀のために門をたてるというのは古代ローマ人の習慣だった。
巴里凱旋門はこうした古代ローマの形式を忠実に再現したものであるが、ナポレオン本人はついに生きてこの門の下をくぐる事はなかった。
屋上は展望台、中階までは蒸気エレベーターが通っている。
1927(太正十六)年現在、ここの地下には巴里華撃団の支部があり、改造が施さた凱旋門は緊急時、最終兵器リボルバーカノンへと変形する。
なお『サクラ大戦前夜』では1921(太正十)年、シャルグランに追いつめられ凱旋門直下で放たれたアイリスの力の暴走は地面を陥没させ、凱旋門を大きく傾斜させてしまった。
この事件による凱旋門の修復費用はすべてシャトーブリアン家が支払った。



凱旋門支部
2008年01月27日(日)

巴里華撃団・凱旋門支部。
シャンゼリゼ通り、凱旋門の地下にある巴里華撃団の支部。
本部であるテアトル・シャノワール(モンマルトル地区)とは弾丸列車エクレールで結ばれ、巴里の最終兵器リボルバーカノンを収納する。
支部長は迫水典通である。
この支部とリボルバーカノンがいつ作り始められたのか正確な時期は不明であるが、アイリスが霊力の暴走によって凱旋門を半壊・傾斜させた1921(太正十)年以降であることは間違いないものと思われる。



迫水典通<1>
2008年01月28日(月)

[1869.1.28〜] A型 身長171cm 体重58kg CV中丸新将
巴里華撃団・凱旋門支部長であり、日本大使館に勤務するフランス駐在大使。
国を代表する高級官僚でありながらも全く偉ぶるところのないその性格は、温厚でざっくばらん、趣味はオペラや舞台などの観劇、テアトル・シャノワール(客席)の常連でもある…という、巴里とこの都市での暮らしを心から愛するお洒落な紳士然とした印象を与える人物である。



迫水典通<2>
2008年01月29日(火)

しかし彼、迫水は日本の政界において過去に「鉄壁の迫水」という異名で呼ばれたほどの辣腕と識見をほこる官僚でもあり、穏やかな外見の下に冷徹な判断力と(OVA『エコール・ド・巴里II〜黒猫と魔女〜』ロベリア捕獲の際に披露したような)容赦ない実行力を秘めている。
巴里華撃団総司令グラン・マとは迫水が初留学したころからの旧友であり、頼れる右腕、よき相談相手、チェスのライバル、エスプリの効いた大人の会話を楽しめるワインの友でもある。



リボルバーカノン【Revolver-Cannon】
2008年01月30日(水)

巴里華撃団の最終兵器、転じて巴里市の最終兵器でもある。
巴里華撃団支部のある凱旋門の下に折りたたまれた形で収納されており、組み立て完成後は凱旋門そのものが巨大な砲台となる。
六連発で発射可能な弾丸は、それ自体が光武Fの防護カプセル/コンテナとなっている。
照準・射撃は地下司令室から行い、通常トリガーを握る役目は(凱旋門支部長・迫水典通の立会いのもと)総司令グラン・マ自身が行う。
これはリボルバーカノンの使用には(それの威力と存在自身に)大変重い責任がともなう…ということの表れである。
『サクラ大戦3』最終話では巴里ノートルダムに現れたオーク巨樹に近距離射撃を、『サクラ大戦4』では仰角限界をこえた極超距離射撃を行い、地球の裏、日本の帝都東京まで巴里花組全員を送り込んだ。



ロベリア捕獲作戦
2008年01月31日(木)

OVA『エコール・ド・巴里II〜黒猫と魔女〜』より。
ロベリア・カルリーニの巴里花組参加以前のエピソード。
巴里市の再開発地区に潜む悪党ロベリアに対し、その霊力を高く評価したグラン・マと迫水典通がしかけた一連の作戦。
しかし地上、地下ともに町そのものを広範囲に破壊しつくしても捕獲完了には至らず、迫水自身のロベリア狙撃により幕を閉じた。




前へ  戻る  次へ