米田一基<3>
2008年04月01日(火)

なお、米田が残した著書としては『よいどれ船長』(自費出版)がある。
さらに彼が書き残した日記は『米田日記』として編纂され、太正時代や帝国華撃団(帝国歌劇団)の軌跡を知る上で、後世の著作家、歴史研究家にとって貴重な資料となった。
米田は『サクラ大戦2』第二話では水狐(=影山サキ)に狙撃され、生死の間をさまよった後、見事復帰を果たしたが花組隊長として成長著しい大神一郎に佩刀・神刀滅却と後事を託し、大帝国劇場支配人・帝国華撃団総司令長官の任を退いた。



リカリッタ・アリエス【Rikaritta Aries】
2008年04月02日(水)

メキシコ出身の明るく陽気な元気少女。
いつでもどこでも、歌って踊っている。
両手に金の銃と銀の銃を持ち、すご腕のバウンティハンター(賞金稼ぎ)として名を馳せている。
好奇心旺盛で、あたらしいものやめずらしいものを見ると、すぐにとびついてしまう。
キャメラトロンをもらったときも、すぐに街に出て、写真を撮っていたほど。
また、知識欲も旺盛で、勉強も大好き。
サジータやサニーサイドから、いろんなことを教えてもらっている。
そのため、たまにすごく難しい言葉や、わけのわからない言葉を覚えてきては、周囲の人たち(特に新次郎やラチェット)を唖然とさせることも多い。



米田日記
2008年04月03日(木)

陸軍中将、米田一基がつけていた日記。
後世(あかほりさとる氏のような)太正時代を題材とする作品の著作家・研究家には貴重な資料となっている。
米田が日記をつけるような几帳面さをもっていたのはいかにも意外だが、そこが米田がただの「酔いどれ中将」でない所以かもしれない。



降魔戦争
2008年04月04日(金)

太正四(1915)年4月4日、日本橋地下から無数の小型「降魔」と一匹の巨大な「降魔」が出現した事件。
およびそれに関する一連の戦闘のことをさす。
このとき現れた降魔たちは帝都中心部、および首都機能に甚大な被害を与えた後、太正七(1918)年1月8日、陸軍対降魔部隊によって鎮圧された。
この際、真宮寺一馬大佐が負傷、三ヵ月後に死去。
また、山崎真之介少佐が行方不明となっている。
後になってこの事件の原因が、過去から営々と続けられてきた星龍計画(空中戦艦ミカサ建造計画)によって帝都の地脈が乱されたためということが発覚した。
後々まで続くこの災いは霊子核理論とあわせ、人の手にあまる力によって狂わされた自然の脅威でもあったわけである。



神刀滅却
2008年04月05日(土)

二剣二刀を構成する一振り。
きわめて強い力を持つ霊刀の一つである。
所持者に人を統率し、正しい方向へと導く力を授けるといわれている。
降魔戦争時の所持者は、米田一基。
太正十四年『サクラ大戦2』において大神一郎に託されているが、『サクラ大戦3』で登場した大神の剣はそのシルエットからも神刀滅却ではない。
太正十五年、大神渡欧にあたり、返却され再び米田が所有することになったと思われる。
しかしついに太正十六年『サクラ大戦4』において、大帝国劇場支配人ならびに帝国華撃団総司令長官を辞した米田から正式に譲られ、神刀滅却は大神一郎の佩刀となった。



テアトル広場【Pl. du Tertre】
2008年04月06日(日)

巴里モンマルトルの丘にある小広場。
アマチュア絵描きや大道芸人などが集まるにぎやかな場所となっているが、もともとはモンマルトル村の広場であった。
スリが多い場所としても有名。
ロベリアや占い師カトリーヌ・ド・エーディンの主な”仕事場”であり、また『サクラ大戦物語〜ミステリアス巴里〜』ではベルナデッド・シモンズがここで詩集を売っている。



シャノワール・バックダンサー
2008年04月07日(月)

テアトル・シャノワールの舞台で踊るバックダンサー。
『サクラ大戦3』に登場。
シロネコダンサーズなどもこの「シャノワール・バックダンサー」である。
なお『サクラ大戦物語〜ミステリアス巴里〜』の主人公、明智ミキとエルザ・フローベルも同じくバックダンサーであり、舞台を背負ってたつエリカらトップスタアと共に、今日もシャノワールの舞台を支えている。



大帝国劇場絶対防御形態
2008年04月08日(火)

『サクラ大戦4』に登場した呼称。
銀座・大帝国劇場の周囲に帝劇防御壁を展開し、戦闘(防御)体制に入ることを指すが『サクラ大戦4』第二幕では魔操機兵ハクシキの圧倒的な妖力の前に一瞬で崩壊させられた。



ジム・エビヤン<1>
2008年04月09日(水)

【Jim Evian】
[1880.4.9〜] AB型 身長158cm 体重75kg CV塩野浩三
巴里市警、警部。
スイスとの国境近くにある町、アヌシー出身である。
『サクラ大戦3』では怪人やロベリアに翻弄され、いささか頼りなげな印象のあるエビヤンだが警察官としては長いキャリアと実績のある人物である。



ジム・エビヤン<2>
2008年04月10日(木)

巴里の警察学校で学び、騎馬警官として8年間勤務した後、刑事に昇格。
多くの難事件を解決した活躍が認められ1913年33歳で警部補、欧州大戦後1920年40歳で警部に昇進。
以後、巴里市警の敏腕警官として巴里の治安を守るため、日々任務に励んでいる。
テアトル・シャノワール、中でも踊り子サフィールの熱烈なファンであり同テアトルの常連でもあるが、彼女の正体が元”巴里の悪魔”ロベリア・カルリーニである事には気がついていない。



巴里警視庁【Prefecure de Poloce】
2008年04月11日(金)

エビヤン警部が勤めるフランス警察の中枢。
建物はシテ島にある。
なお巴里警視庁は『レ・ミゼラブル(あゝ無情)』のジャベール【Javert】、元犯罪者でありながら巴里警察の犯罪捜査課長を務めたヴィドック【Vidocq】(そして後のメグレ【Maigret】)など実在/創作を問わず広く世に知られた人物を多く輩出している。
もちろん数多くの難事件を解決したジム・エビヤン警部もその一人であることは間違いない。



帝劇三人娘
2008年04月12日(土)

大帝国劇場の人気者三人娘。
売店の高村椿、事務室の榊原由里、藤井かすみのことを指す。



帝劇事務室
2008年04月13日(日)

大帝国劇場の経理、受付業務を行う部屋。
藤井かすみ、榊原由里が勤務している。
帝劇内のウワサの出所である。



藤井かすみ<1>
2008年04月14日(月)

[1900.4.14〜] 身長165cm 体重51kg CV岡村明美
茨城県出身。
榊原由里とコンビを組む大帝国劇場・事務室担当。
劇場事務の統括もかすみの仕事である。
帝劇三人娘の一人であり最年長。
面倒見がよく落ち着きもあり聞き上手、誰とでもすぐに打ち解けて話ができる。
きれい好きで、整理整頓や掃除をするのが好き。
嫌いなものはネズミ。



藤井かすみ<2>
2008年04月15日(火)

物腰の穏やかな印象が強いかすみだが、正しいと思うことについては頑として譲らない芯の強さもある。
未だに関係者の間では伝説の事件といわれる神崎すみれとの大ゲンカもその一端であり、また、まさに「雨降って地固まる」のたとえ通り、かすみとすみれはその後ごく親しい仲になったのであった。
なお、帝劇三人娘として劇場内外の男性に人気のかすみであるが、以前の日本に比べれば自由恋愛が主流の太正の世に、本人いわく「家の事情」により結婚話や恋愛のウワサはほとんど聞こえてはこない。



藤井かすみ<3>
2008年04月16日(水)

また、かすみは由里、椿と共に帝国華撃団の輸送部隊・風組の隊員でもあり、戦闘時は銀座本部指令室のオペレーターを担当する。
また空中戦艦ミカサ(および新・ミカサ)では機関管制を担当、かすみは事実上ミカサの操縦士である。
こうして帝劇三人娘として、風組隊員として長く帝国華撃団/帝国歌劇団に勤めたかすみだが、1927(太正十六)年、榊原由里、高村椿と共に新支部に出向となり、慣れ親しんできた仕事場である大帝国劇場を離れることになった。



完全無欠の花婿
2008年04月17日(木)

『サクラ大戦3』より。
ブルーメール家の跡継ぎとしてグリシーヌが捜し求めねばならない生涯の伴侶、すなわち花婿となるための条件、またその本人。
心技体、気品その他すべてにおいて”完全無欠”の男であることが求められる。
その妥協のない選定基準から、候補に挙げられる男性さえ滅多におらず、ブルーメール家とグリシーヌの双方から”完全無欠の花婿”と認められる人物となると、太正十六(1927)年現在も未だ現れていない。



グリシーヌ・ブルーメール【Glycine Bleumer】<1>
2008年04月18日(金)

[1909.4.18〜] B型 身長161cm 体重46kg CV島津冴子
巴里華撃団・花組隊員にしてテアトル・シャノワールのトップダンサー。
ステージ名は”ブルーアイ”。
フランスの大貴族ブルーメール公爵家の一人娘であり、生身においても霊子甲冑においても武器として戦斧を愛用する。
グリシーヌは運動神経、戦闘のセンスはもとより霊力の素養も高く、霊子甲冑”光武F”を操る巴里花組メンバーとしてエリカに続き巴里華撃団に参加した。
当初は戦闘要員としてのみ力を振るっていたグリシーヌだが1926(太正十五)年からはテアトル・シャノワールの踊り子ブルー・アイとしてもデビュー。
演目La Mer(海)で観客を魅了している。



グリシーヌ・ブルーメール【Glycine Bleumer】<2>
2008年04月19日(土)

領地であるノルマンディー地方には両親が住むブルーメール家の本宅があるが、グリシーヌは人生修行のため巴里市内の邸宅に住み、身の回りの世話や邸宅の管理は同家に長年仕えるメイド長タレブー婦人に任されている。
また同邸宅に居候している花火とは古い友であり、花火の婚約者フィリップの死について悲しい記憶を共有している。
趣味はチェスと森林浴。
読書や詩歌、舞踏、馬術など貴族のたしなみもそつなく優雅にこなす(むろんそれらは幼少からの厳しい鍛錬のたまものである)。



グリシーヌ・ブルーメール【Glycine Bleumer】<3>
2008年04月20日(日)

太正十六(1927)年、黄金蒸気事件で帝都東京が危機に瀕した際、来日し大久保長安を撃退、滅ぼす(浄化する)戦いに参加した。
『サクラ大戦4』までに登場した彼女の必殺攻撃は
「グロース・ヴァーグ(grosse vague)」
「フューリー・ネプチューン(furie Neptune)」
「ブルー・ラド・マレ(Bleu raz de maree)」
「ペカーズ・エール(pegase alie)」
「ゲール・サント(Guerre sainte)」
である。



ブルーメール家
2008年04月21日(月)

バイキングの血を引くノルマンディー公爵家に列なるフランスの大貴族。
爵位でいうと公爵である。
家の格式からいっても実力からいっても政・財界に対する発言権、権威はきわめて高い。
グリシーヌはその一人娘であり、帝王学や武術を中心とした最高の教育、最高のメイド長タレブー夫人とメイドたち、莫大な財産、人生修行のため巴里市内に邸宅(親友の花火が居候している)などが与えられているが、それと同時にパーティーや式典などへの出席、「完全無欠の花婿」を探さねばならない事など”大貴族の義務”にも縛られている。



グリシーヌの戦斧
2008年04月22日(火)

グリシーヌ愛用の戦斧。
ゲームの中では何時でもどこでもその手に出現するように見えるが、実際には随行するメイドたちが携えている場合や、『エコール・ド・巴里』IIIにも見られるように決闘に際し、邸まで斧を取りに戻る姿が目撃されている。



コクリコの下ごしらえしていた料理
2008年04月23日(水)

シャノワールの厨房でコクリコが下ごしらえしていた料理。
『サクラ大戦物語〜ミステリアス巴里〜』に登場。
完成させる予定の料理は「ベトナム風焼きそば」であった。
材料はエビ、イカ、ニシン、アサリ、ニンジン、タマネギ、コマツナ、スープ、ショウユ、カタクリコ(片栗粉)。
なおここでのスープとはブイヨン、ショウユとは魚醤=ニョクマムを指すと思われる。



巴里北駅【Gare du Nord】
2008年04月24日(木)

巴里の鉄道交通の要所。
北行きの汽車の始発/終着駅であり『サクラ大戦3』冒頭では大神一郎が、『サクラ大戦物語〜ミステリアス巴里〜』では明智小次郎がそれぞれ巴里に初めて降り立った場所である。



ベルナデッド・シモンズ【Bernadette Simons】
2008年04月25日(金)

[1913.12.2〜] CV折笠富美子
ゲーム『サクラ大戦物語〜ミステリアス巴里〜』より。
テアトル広場で自分の詩集を売ってる謎の少女。
フランス人。



ロベール・シャトーブリアン【Robel Chateaubriand】
2008年04月26日(土)

[1886.4.26〜] CV池田秀一
シャトーブリアン伯爵。
アイリスの父。
マルグリットの夫。
ルイの息子。
シャトーブリアン家の当主。
ゲーム『サクラ大戦』エンディング、ゲーム『サクラ大戦2』第十話、小説『サクラ大戦前夜』第三話に登場。
若くしてシャトーブリアン家を継承したが、思慮深く、情勢の判断も常に的確にできる男である。
たぐいまれな能力を持って生まれた娘アイリスのことを、その高すぎる霊力ゆえにを恐れ、かつて居城であるソローニュ城中に幽閉していたが、藤枝あやめの説得によってアイリスを日本の帝撃に向かわせたという過去がある。
しかしそれは、アイリスに対する愛情が薄いわけではなく、むしろ傍目にはいささか過保護すぎるほど溺愛している。



吉野杏里【Yodhino Anri】
2008年04月27日(日)

アメリカ・ワシントン州出身。
リトルリップ・シアターの売店の売り子。
プラムと二人でワンペアと呼ばれている。
明るくのほほんとした性格で何事にも受動的。
努力家だが、非常にマイペースな少女。
甘えん坊なところがあり、特に年上に好かれるようである。
ひどい人見知りで、慣れない人間には話す事はおろか、目を合わせることもできない。
プラムに対しては「憧れの先輩」的な思いを抱いており、いつもプラムの後ろについて回っている。
逆に、新次郎に対しては反発してしまうところがあるようである。
口ぐせは「にゃうん!」。
驚いたときに、思わず言ってしまうとか。



(リトルリップ・シアター)ドリンクバー【Drink Bar】
2008年04月28日(月)

プラム・スパニエルが担当するリトルリップ・シアター内の喫茶・軽食コーナー。
店員はローラースケートで軽快に移動しサービスする。



(リトルリップ・シアター)売店【Theater shop】
2008年04月29日(火)

吉野杏里が担当するリトルリップ・シアター内の売店。
ブロマイドなど劇場グッズを販売している。



巴里華撃団<1>
2008年04月30日(水)

「帝国華撃団」に続き、賢人機関が推進する”霊的都市防衛構想”が生んだ欧州の霊力部隊/舞台。
帝国華撃団と同様、表の顔である劇場はモンマルトルの「テアトル・シャノワール」であり、お客には文化人や名士の姿も多く、同劇場のナイトショーは巴里随一と評判である。
なお太正十六(1927)年春現在の隊員とステージ名はエリカ・フォンティーヌ(クロネコ・エリカ)、グリシーヌ・ブルーメール(ブルーアイ)、コクリコ(マジカルエンジェル・コクリコ)、ロベリア・カルリーニ(サフィール)、北大路花火(タタミゼ・ジュンヌ)。
彼女らの活躍と実績についてはパリシィの怪人と戦った『サクラ大戦3』、黄金蒸気から帝都の危機を救った『サクラ大戦4』、OVA『エコール・ド・巴里』も第四、五期ドラマCDシリーズに詳しい。




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