巴里華撃団<2>
2008年05月01日(木)

また帝国華撃団同様、対降魔戦闘用装備も充実しており制式霊子甲冑として光武F、光武F2、主な輸送手段となる弾丸列車エクレールは逆進させると強行突破用装甲&アームを持ったエクレール・フォルトとなり、在来の地下鉄路線を使用することによって巴里のいかなる場所にも迅速に隊員と霊子甲冑を届けることができる。
さらにリボルバーカノンは太正十六(1927)年、地球の裏側までをカバーするその射程距離によってまさに巴里の最終兵器たることを証明した。
巴里華撃団の組織は戦闘部隊/トップダンサーの”花組”、光武Fシリーズほかメカニックの開発・整備を担当する”整備班”、劇場スタッフを兼ねる”巴里華撃団本部メンバー”、リボルバーカノンの管理・整備を担当する”凱旋門支部メンバー”に分かれる。



巴里華撃サーカス団
2008年05月02日(金)

OVA『ル・ヌーヴォー・巴里』より。
北大路正道に、娘・花火が所属する組織が戦闘部隊巴里華撃団、であると悟らせないために、コンコルド広場で開かれた慈善事業サーカス(団)。
演目はエリカの玉乗り/綱渡り/一輪車、コクリコの猛獣ショー、グリシーヌの(馬)曲乗り、ロベリアの炎のイリュージョン、空中ブランコ、そして花火の弓曲撃ちなどが披露された。



松本タケシ<1>
2008年05月03日(土)

[1905.5.3〜] B型 身長170cm 体重63kg
または「松本たけし」。
仙台出身。
さくらの幼なじみであり、現在は東北帝国大学で学ぶ医学生である。
かつてさくらと一緒に遊んでいるときにカミナリにうたれ辛うじて一命をとりとめたタケシは、自分の命を救ってくれた医者にあこがれ、その道をめざすことを決意した。



松本タケシ<2>
2008年05月04日(日)

ゲーム『サクラ大戦』第六話ではさくら幼少時代のエピソードに登場し、ゲーム『サクラ大戦2』第十話では大神と共に帰省したさくらと再会する(こともある)。
さくらのことは「さくら」と呼び捨てで呼ぶ。
幼なじみのため、一見、大神以上の親しさを感じさせるが、さくらのことは「幼なじみ」以上には思っていない。



千葉助【ちばすけ】<1>
2008年05月05日(月)

[1880〜] CV千葉繁
深川の千葉助。
深川のちりっぱ長屋に住む紙芝居職人。
ドラマCD第二期『少年レッド』、ドラマCD第三期vol.1『紅蜥蜴』、OVA第二期『轟華絢爛』第二話、第四話、小説『轟華絢爛』に登場する。
少年レッドの原作者である。
話好きですぐ首を突っ込みたくなるタチ。
千葉助というのは通り名で、本名は不明であるが、気のしれた長屋暮らしでは、彼の本名を知ろうとするものはいない。



千葉助【ちばすけ】<2>
2008年05月06日(火)

普段は紙芝居屋をしているが、その他にもたこ焼きの屋台や射的屋などもやるという根っからのお祭り男である。
お浜という名の女房がいる。
織姫の父、緒方星也とは同じ長屋住まい。
単行本「少年レッド」が帝都少年増刊号として刊行されるにあたり表紙絵のモデルを紅蘭に頼んだ。



上野公園<『サクラ大戦V』改訂版>
2008年05月07日(水)

帝都に来た大河新次郎が待ち合わせの場所として指定された帝都東京の要地。
山桜の名所でもあり、1873(明冶六)太政官布達により浅草、芝、深川、飛鳥山と並んで設けられた日本初の「公園」である。
叔父・大神一郎と同じく、新次郎にとってもここは重要な出会いの場所となった。



江田島海軍士官学校<『サクラ大戦V』改訂版>
2008年05月08日(木)

大河新次郎、大神一郎、加山雄一(そして海軍大臣・山口和豊)らが士官教育課程を学んだ所である。
軍学校の常として優秀な人材に、高度で広汎な知識・技術・技能のカリキュラムを厳しく教えることを特徴とするが、大神一郎は首席、加山雄一は次席、そして新次郎に至っては「飛び級」という優秀な成績を残している。



九条昴【Kujou Subaru】
2008年05月09日(金)

日本・京都府出身。
家族構成、正確な年齢はおろか、性別まで不明という謎に満ちた人物。
日本の公家につながる一族の出身で、能楽や日本舞踊にも長けている。
あらゆることに天才的な才能を発揮し、その振る舞いは、優雅にして傍若無人。
数え切れないほどの、しかも完璧な才能・能力を持つ。
ただし、昴の霊力や才能の特性は、あくまでも「他者を凌駕し、物事を完璧な状態にする」ことにある。
また、元欧州星組のメンバーでラチェットと共に紐育華撃団に配属された。
他人と交わらず、戦いとなれば圧倒的な実力差で獲物をいたぶり、猛獣のように敵の抵抗力を失わせ、完膚なきまでに破壊する昴の存在は、世界のエリートを集めた「欧州星組」でさえ異端な存在であった。
そのためか、心からメンバーとわかりあうことはなかったと言われる。
ただ、同じような境遇だったラチェットとは、よく話をしていたようである。
昴が欧州星組に参加したのは1918年(太正7年)なのだが、その姿は、現在(1928年)の外見とまたっく同じである。
昴がなぜ10年前、欧州星組にいた時と同じ姿なのか、性別の明かさないのか、なぜ「人間の範疇を超える」ほどの才能や霊力をもっており、悠々と使いこなしているのかについては「謎」に包まれている。



西村ヤン太郎
2008年05月10日(土)

CV西村陽一
OVA第二期『轟華絢爛』シリーズに登場。
ギャング「ダンディ団」の構成員。
武田とコンビを組む。
図体がでかい。
いつもダンディのボスと行動をともにし、ボスの行動のツケを払う(あるは被る)ことになる。



都神(とがみ)みや子
2008年05月11日(日)

両国の老舗蕎麦屋、振袖庵の女主人。
年は二十歳の後半、妖気が漂うような美女である。
先祖、嘉平の遺言を守り、大神ら「帝都を魔から守るもの」たちの到来を待っていた。



宮田恭青<1>
2008年05月12日(月)

[1856.5.12〜] A型 身長166cm 体重55kg
神崎家の執事。
茨城県出身。
すみれが生まれるはるか前から神崎家に仕えており、(両親があまりに多忙なため)家に一人残されることの多かったすみれの面倒はほとんどこの人物が見ていた。
すみれの父・神崎重樹が生まれた頃から、かれこれ半世紀も神崎家に仕えている生き字引的存在でもある。
重樹のことを「ぼっちゃま」とよび(なおこの呼び方を重樹は非常に嫌がっている)、すみれのことは「お嬢様」と呼ぶ。



宮田恭青<2>
2008年05月13日(火)

年の割りには元気すぎるくらい元気で、その血気は衰えることを知らず、その結果がゲーム『サクラ大戦2』第三話のエピソードとなる。(そう。考えてみれば突入する花組側も、迎え撃つ神崎側もあそこまで真正面から戦う必要などなかったのだ)
すみれにとって、宮田はもう一人の祖父ともいえる頼れる存在であり、一方の宮田も「お嬢さまがお嫁入りするまでは死ねません」と、本当の孫娘に対するような使命感に燃えている。
いずれにせよ太正十六年春、すみれが帝国華撃団を引退し、実家に帰ってきたことを誰より喜んだのは強制だったことは間違いない。



光武二式
2008年05月14日(水)

全高:2710mm(大神機)
乾燥重量:783kg(大神機)
行動限界時間:10時間以上
霊子甲冑、光武二式。
軽快かつシンプルな初代「光武」の基本コンセプトを継承する”光武→光武・改→光武F/光武F2”の流れの延長上にある第三世代霊子甲冑。
帝国華撃団・花組の太正十六(1927)年度の制式兵器である。
設計および開発は李紅蘭/帝撃花やしき工房、製造は神崎重工/帝撃花やしき工房。



光武二式<2>
2008年05月15日(木)

基本フォルムは光武・改によく似ているが各所に光武F2の技術的蓄積が生かされ、重量をほとんど増やすことなく大幅な性能向上に成功、また蒸気併用霊子機関”栄華”を搭載し光武・改の約1.5倍の出力を確保した。
結果、光武二式の機体特性は日本の光武シリーズとフランスの光武Fシリーズのほぼ中間に位置し、これが太正十六(1927)年春、巴里花組(=改良型光武F2【KOBU F Deuxieme】)との共同作戦において少なからず有利に動いたことは疑いない。



ミカサ機関暴走事件
2008年05月16日(金)

『サクラ大戦4』より。
太正十六(1927)年春、黄金蒸気によって空中戦艦新ミカサの機関が暴走、一時制御不能となった事件。
当時ミカサは超巨大ボイラーとして利用され、帝都東京の蒸気供給を一手に担っていた事が仇となり、仮に爆発したとすれば帝都中心部の壊滅は免れない絶体絶命の事態となった。
しかしながらこの危機も、帝都/巴里両花組と米田一基決死の努力により、爆発は回避された。



雪組
2008年05月17日(土)

正式名称は「帝国華撃団局地戦闘部隊・雪組」。
豪雨、強風、積雪、夜間戦闘等、花組など通常の戦闘部隊が行動不能となるきわめて悪い条件下で最も効率・効果的に作戦遂行できることを前提として設立された特殊部隊。
その結成は花組より新しく、隊員数も部隊構成も常に不定である。
部隊の駐屯地が東北や北海道にあるという噂や、これまでも災害時などにたびたび出動しているという噂もあるが、実態は報告されていない。
最も実態が謎に包まれた部隊といえよう。



帝国華撃団・北海道支部
2008年05月18日(日)

局地戦闘部隊帝撃雪組の本拠、あるいは風組関連の施設があるといわれている帝国華撃団の北海道支部のこと。
太正十四年、帝撃風組・高村椿の出張先となった北海道支部は、帝撃の中でもその所在が最も謎とされている局地戦闘部隊・雪組の本部、あるいは輸送部隊・風組の支部があるとウワサされているが詳細は未だ不明。
おそらく花やしきクラスかそれ以上の兵器開発工房、あるいは海外とも行き来のできる規模の空港か海港を保持しているものと思われる。
この頃、開発間もない北海道は秘密部隊・帝国華撃団の支部として機密保持には最適の土地といえるであろう。
輸送手段の一つとして飛行船・海豚丸(いるかまる)をもっている。



通信販売
2008年05月19日(月)

『熱き血潮に』より。
由里が”ハマっていた”趣味。
本格的なカタログ通信販売はアメリカから始まったといわれ、その品揃えの多様さは、蒸気トラックなど大量輸送網が確立される以前、まさに遠隔地における百貨店の趣があった。
由里はこうした海外のカタログや雑誌を最新流行やウワサの情報源としても利用しているようである。



榊原由里<1>
2008年05月20日(火)

[1902.5.20〜] O型 身長157cm 体重47kg BWH84/57/83 CV増田ゆき
静岡県出身。
帝劇三人娘の一人、藤井かすみとコンビを組む事務室の受付嬢。
かつ帝国華撃団の輸送空挺部隊・風組の一員。
三人娘の中では一番ミーハーで、好奇心が強く、ウワサ好き。
大帝国劇場内のウワサのみならず世間の主な動きも、彼女にきけば大体わかるともっぱらの評判である。



榊原由里<2>
2008年05月21日(水)

流行にもうるさく、『熱き血潮に』では海外の雑誌や通信販売まで購読・利用する姿が描かれている。
またタロット占いも得意である。
紅蘭とは帝撃に入った頃の同期で仲がよい。
空中戦艦ミカサ(および新・ミカサ)では航法管制を担当する。
1927(太正十六)年、藤井かすみ、高村椿と共に新支部に出向となり、数年来なれ親しんできた仕事場である大帝国劇場を離れることになった。



北大路花火<1>
2008年05月22日(木)

[1908.5.22〜] O型 身長158cm 体重46kg CV鷹森淑乃
日本では男爵位にある北大路家の令嬢。
祖母がフランス人であり、花火自身は日本生まれだが三歳で渡欧して以来、一度も日本へは帰国していない。
しかし日本女性として厳しい躾をうけているため、(生来の性格もあって)奥ゆかしく、物静かで、どんな時にも微笑を絶やさず、常に殿方の決めたことに従う、日本に住んでいる者よりも日本人らしい女性である。



北大路花火<2>
2008年05月23日(金)

太正十四(1925)年、婚約者フィリップ・ディ・マールブランシュ、親友グリシーヌと乗っていた豪華客船が沈没、花火をかばうため、フィリップは命を落としてしまった。
この事故以来、花火は心を閉ざし、毎日フィリップの墓に通い、亡き彼と語らうという生活を送っていた。
そんな花火を変えたのが太正十五(1926)年、日本から来た青年、大神一郎との出会いと怪人マスク・ド・コルボーが彼女にみせた幻術である。
事件後、巴里花組の一員として迎えられた花火は同年からテアトル・シャノワールの踊り子タタミゼ・ジュンヌとしてデビュー。
得意の演目「タタミゼ・ダンス」の東洋の神秘的な舞や所作で観客を魅了している。



北大路花火<3>
2008年05月24日(土)

太正十六(1927)年、黄金蒸気事件で帝都東京が危機に瀕した際、来日し大久保長安を撃退、滅ぼす(浄化する)戦いに参加した。
趣味は読書、茶道、華道など多岐に渡り、なかでも弓道は七段相当の腕前である。
戦闘でも得意の和弓を使う。
『サクラ大戦4』までに登場した彼女の必殺攻撃、及び合体攻撃は
「一の舞 金枝玉葉(きんしぎょくよう)」
「二の舞 落花啼鳥(らっかていちょう)」
「三の舞 雪月風花(せつげつふうか)」
「落花流水(らっかりゅうすり)」
「君と彷徨(さまよ)う 恋の道かな」
「花鳥風月(かちょうふうげつ)」
である。



花火の部屋
2008年05月25日(日)

巴里のブルーメール邸に設けられた花火の私室。
居候とはいえ花火は日本の貴族であり、また何より邸の主グリシーヌの親友であるため、客人というより家族同様に遇されている。
竹や屏風、畳などの”日本風”な調度を揃えたあたりにも、そうした(グリシーヌら)家主の細やかな心遣いがうかがえる。



花火の習い事
2008年05月26日(月)

『サクラ大戦クロニクル』より。
花火の習い事は父である北大路男爵の意向から「大和撫子」として日本人女性としての習い事を最高レベルの環境・講師によって授けられたものである。
例えば弓道は北大路家お付きの師匠と弓職人が、日本舞踊は東間流師範つきっきりの指導、茶道は免状を持つ父・北大路男爵が…といった調子である。
ただ一点、「和食」と「漬け物」についてはフランスではどうしても手に入らない材料が多すぎ本格的に学ぶ機会を逸しているそうである。



(小次郎の乗る)蒸気バイク
2008年05月27日(火)

『サクラ大戦物語〜ミステリアス巴里〜』で明智小次郎が乗っていた蒸気バイク。
VM-25 Chevalerie[シュバルリー]。
フランスのVAINQUEUR[ヴァンクール]社製の蒸気二輪、特に何の変哲もない、一般的なタイプだが、同物語内ではシテ島周辺に路上駐車していたバイクを小次郎が無断拝借してしまったものである。



(シテ島の)地下に棲むもの
2008年05月28日(水)

『サクラ大戦物語〜ミステリアス巴里〜』でシテ島の地下に潜んでいた生き物。
ヒルやコウモリなど気味の悪い生き物ばかりである。



クロード・ギャロス【Claude Garros】
2008年05月29日(木)

[1882.5.29〜] B型 身長179cm 体重72kg CV楠見尚己
『サクラ大戦3』第6話に登場(することもある)ギャングのボス。
ギャロスが仕切っているのは、巴里でも名の通ったギャング団(とカジノ)であり、自身も卑怯者には鉄拳をもって制裁を加えるが、(同エピソードの大神、ロベリアに対する振る舞いの通り)骨がある人間とみればそれなりの礼をもって答えるボスらしい器と風格のある人物である。
第6話でもカジノにいたように、ギャロス本人も大変なギャンブル好き。



巴里のカジノ
2008年05月30日(金)

クロード・ギャロス一家が仕切る巴里のカジノ。
『サクラ大戦3』では大神を連れたロベリアが、ボスのクロードに(イカサマ)カード勝負を挑んだ舞台として登場(することもある)。
また、その金庫には1000万フランもの大金が納められており、カジノ大会のドサクサに紛れてロベリアがその中身を狙っていた…という逸話が『サクラ大戦3』ドラマダウンロードに収録されている。



メル・レゾン<1>
2008年05月31日(土)

[1906.6.1〜] A型 身長158cm 体重47kg CV小島幸子
テアトル・シャノワールの事務員兼経理担当。
同劇場のショーではシーと共にMCをつとめる。
グラン・マ(ライラック伯爵夫人)の秘書であり、巴里華撃団のメンバー。
真面目で大人しい性格だが芯が強く、グリシーヌの毅然とした振る舞いに憧れている。
もともと巴里第4大学経済学部に通っていたメルだが、講義に忍び込んだシーと知り合い意気投合。
後に同居しながら学生生活を送るうち、(シーの紹介で)グラン・マと出会い大学を自主退学してシャノワール、巴里華撃団に参加することになった。
大学で学んだ知識を生かし、同劇場の経理も担当している。




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