花組<1>
2008年11月01日(土)

正式名称は「帝国華撃団対降魔迎撃部隊・花組」。
1922(太正十一)年結成。
その任務は魔物(関連事件)全般の予防、捜査、滅殺である。
また花やしき遊園地と並んで帝撃の主な収入源である少女歌劇「帝国歌劇団」というもう一つの顔を持つ彼女らは、日本唯一の対魔物専門チームであり、帝国華撃団の花形部隊である。
使用する兵器は対魔物用として霊子甲冑、携帯用のものは各人に任されている。



花組<2>
2008年11月02日(日)

1923年当時の女性六名+男性の隊長一名(大神一郎)という組み合わせは、帝撃副司令藤枝あやめが提案したものだが、結果として大成功をおさめた。
以後、花組の人員構成はこれが基本となる。
ちなみに花組の初代隊長はマリア・タチバナである。
また極秘事項であるが、帝撃花組の真の任務は1500年代から続く魔物「降魔」からの帝都防備であり、また日本究極の祭器である「魔神器」を悪用されぬように保管・封印し続けることにある。
なお「魔神器」の防衛は太正十四年、一時的に帝国華撃団・薔薇組(を名乗る集団)に任されていたこともある。



二剣二刀
2008年11月03日(月)

日本に存在する究極の霊剣。
霊剣荒鷹(れいけんあらたか)、神刀滅却(しんとうめっきゃく)、光刀無形(こうとうむけい)、神剣白羽鳥(しんけんしらはどり)、以上の四振りがそれである。
この四本の刀を集め然るべき方法で祝詞を唱えると(二剣二刀の儀)、魔に対抗する強力な力が生まれるという。
降魔戦争時の所有者は、霊剣荒鷹=真宮寺一馬、神刀滅却=米田一基、光刀無形=山崎真之介、神剣白羽鳥=藤枝あやめである。



理化学研究所【Centre de la recherche Physicochimique】
2008年11月04日(火)

巴里にあるフランス理化学研究所。
ディミトリ・バレス博士と助手のグェン・テュ・アインが勤めていた欧州有数の研究機関。



弾切れの拳銃
2008年11月05日(水)

『サクラ大戦物語〜ミステリアス巴里〜』で明智小次郎が迫水典通から預かったイギリス製の拳銃。
ウェブリー&スコットmk3 38口径。
小次郎が受け取った時には弾切れであった。
迫水の私物らしい。



ルネ・レノ【Lune Reno】<1>
2008年11月06日(木)

[1862.11.6〜] B型 身長172cm 体重56kg CV石波義人
モンマルトルにある修道院の神父。
フランス人。
セーヌ河口の港町ルアーブル出身でもともとは教師として地元の学校に勤めていたが、夢枕に大天使ミカエルを見たことから修道士の道に進む。
牧師として修行をおさめ、モンマルトルに赴任してきた後も穏やかで辛抱強い性格で人望を集めている。



ルネ・レノ【Lune Reno】<2>
2008年11月07日(金)

信仰心が深く、困った人を見ると放っておけず(巴里赴任当時の大神一郎など)悩んでいる人間には懺悔をすすめることが多い。
教会一の要注意人物であるシスター・エリカが奉仕の精神のもとに行うさまざまな所業とその被害については常に頭を悩ませており、『サクラ大戦3』第八話では(実はこの時すでに教会をクビになっていた)エリカの扱いについて大神に相談し、エリカに立ち聞きされてしまった。



エッフェル塔【Tour Eiffel】<改訂版>
2008年11月08日(土)

『サクラ大戦3』などに登場。
1889年の巴里万博に際し、25ヶ月という短い期間に建てられた鉄塔であり、巴里市のほぼ全域からその姿を見ることができる高さ320m、使用されたリベット25万本という一大建造物/観光名所である。
帝都・芝の帝都タワー同様電波塔の役目も果たしている。
なおエッフェル塔には各階に三つの展望台があり、鉄柵ごしに直接巴里を眺めることができる第三展望台は『サクラ大戦物語〜ミステリアス巴里〜』に(明智)ミキとエルザが語らう場所として登場する。
OVA『ル・ヌーヴォ・巴里』第3話「雷の尖塔」ではトゥーネル伯爵の魔力(賢者の石)により、塔自体が変化(へんげ)してしまった。



蝶のブローチ
2008年11月09日(日)

『サクラ大戦物語〜ミステリアス巴里〜』でエルザ・フローベールがつけていたブローチ。
蝶を形どったもので(かつてエルザらを引き取り養育していた)孤児院「パピヨン」の子供たちを示すアクセサリーである。



加山雄一<1> [太正十六年版]
2008年11月10日(月)

[1902.11.11〜] A型 身長172cm 体重66kg CV子安武人
大神一郎の江田島海軍士官学校の同期。
白いギターの音色とともに現れ、ギターの音色とともに去ってゆく好青年(?)。
自称「大神一郎の永遠のライバル」であり、”〜はいいなあ”、”幸せだなあ〜”が口グセである。
佩刀は「妖刀苦肉」。



加山雄一<2> [太正十六年版]
2008年11月11日(火)

海軍士官学校時代は大神が常にトップであり、加山はいつも二番手であった。
だが、加山には下位に甘んじた者の卑屈さはなく、おおらかで明るく、細かいことは気にしないタイプであるように見える。
しかし、実は加山家は代々、御庭番として諜報活動に携わっていた家系であり、加山も幼少よりと忍者しての教育を受けていたのである。
士官学校卒業と同時に姿を消した加山は大神とは別ルートで帝国華撃団・月組に配属され、隊長に就任。
常に米田の警護や花組への情報提供を行うことになる。
よって現在、加山は軍での正式な階位をもっていない。(海軍に出頭する際のみ、少尉待遇となる)



加山雄一<3> [太正十六年版]
2008年11月12日(水)

ゲーム『サクラ大戦2』第九話太正維新軍のクーデターまでは大神らにはまったくその正体を秘して接触していた。
ゲーム『サクラ大戦2』第十二話の新・ミカサ発進の際には、自ら月組の手勢をひきつれて現れ、大帝国劇場前で降魔兵器の群れと戦った。
よって本編では描かれていないが、戦闘に臨んだ際彼の横には武装した黒子たちが多数並んでいたはずである。
ゲーム『サクラ大戦3』(太正十五年)には渡欧し、グラン・マに米田からの親書を渡す。
その後、カルマール公爵の出現で危機に陥った大神や巴里花組の活動を影ながら支え(帝国華撃団・花組の召集に関わり)、織姫、レニを救出した。
ゲーム『サクラ大戦4』では「銀座文書」を日本橋地下黒之巣会本拠から発掘、背中に傷を負いながらも大神の元に届けた。



ロベリア・カルリーニ<1> [太正十六年版]
2008年11月13日(木)

【Lobelia Carlini】
[1905.11.13〜] AB型 身長179cm 体重64kg CV井上喜久子
トランシルバニア出身。
父はイタリア人、母はルーマニア人のハーフ。
幼い頃はトランシルバニアで生活をしていたが特殊な能力をもつ彼女たちは「吸血の一族」として恐れられ、故郷を追われ、流浪の旅に出る。
旅の途中、両親を失ったロベリアは生き延びるために犯罪に手を染め、欧州各地を転々とした。
生まれ持っての「炎」を操る霊力と素早い身のこなしを武器にロベリアはいつしか全欧州に名を馳せる大悪党となり、1924(太正13)年に巴里市警に逮捕されるまでに犯した罪は懲役1000年以上に達していた。



ロベリア・カルリーニ<2> [太正十六年版]
2008年11月14日(金)

しかし『巴里の悪魔』と恐れられたロベリアが大人しく牢に収まるとは誰も考えず、絶対脱出不能といわれるサンテ刑務所に収監された際は、(所長モーリス・ブランの命令で)わざわざ彼女専用にシルスウス鋼で囲った特別牢を用意した。
1926(太正15)年、ロベリアが巴里花組に参戦する経緯は『サクラ大戦3』第四話のエピソードであるが、以後、テアトル・シャノワールでは踊り子サフィールとして舞台に立つことになる。
1926(太正15)年を通じて残りの刑期を減らし報酬をもらうことを目的としてたロベリアは、正義の名の元に戦う大神以下、他の巴里花組四名のメンバーとは一線を画す存在であったが、自らの罪の清算については思う所があったらしく残り2年の刑期を務めるため自らサンテ刑務所に再入所した。



ロベリア・カルリーニ<3> [太正十六年版]
2008年11月15日(土)

後にグリシーヌの政府への密かな嘆願などもあり1927(太正16)年現在では週末の夜のシャノワール公演、および国家的な大事における戦闘員として仮出所が認められている。
『サクラ大戦4』までに登場した彼女の必殺攻撃、及び合体攻撃は
「フィアンマ・ウンギア(fiamma unghia)」
「コンブスティオーネ(combustione)」
「ペリッコロ・ジョーコ(pericolo gioco)」
「デモン・ファルチェ(demone falce)」
「カルド・プリジオーネ(caldo prigione)」
「アモーレ・センツァ・フィーネ(Amore senza fine)」
である。



影山サキ<1>
2008年11月16日(日)

[1903.11.16?〜1925] 身長162cm 体重49kg CV佐久間レイ
ゲーム『サクラ大戦2』第二話より登場。
陸軍(後に起こる出来事からしても黒幕として間違いなく京極慶吾が存在するが)の推薦により、米田の秘書として帝国華撃団に配属された新入隊員。
黒いタイトなスーツをビシッと着こなす大人の女性。
実は黒鬼会の幹部「水狐」の変装した姿であり、帝国華撃団に放たれたスパイである。



影山サキ<2>
2008年11月17日(月)

陸軍の資料によると出身地は千葉、年齢は太正十四年の時点で二一歳であるらしいが、彼女の正体を考慮すると、他の五行衆同様、データの信憑性は低い。
帝国華撃団配属後は米田の側に仕えながら黒鬼会へ情報を流し、さらに第二話においては自ら米田を狙撃し、指揮系統を混乱に陥れることに成功した。
ゲーム『サクラ大戦2』第六話ではついにその正体を現し、帝国華撃団・花組に戦いを挑み、滅びる。



河川浄化の法
2008年11月18日(火)

1524年の降魔実験の失敗のよる聖魔城の暴走により、魔の力に汚染された風水都市・大和の地を隠蔽するために北条氏綱によって行われた強行手段。
それは、聖魔城を大和の地ごと海下に封印するというものであった。
百八人の陰陽師を先頭に日本国中から集められた五千余人の呪術師によって、大和は本土から切り放され現在の東京湾の下に封印された。
その封印を完全とするために行われたのが河川浄化の法で、以降江戸川、荒川(隅田川)、多摩川の上流から聖水を流出し、海を常に清め続けている。
なお、これが行われた直後から北条氏綱は謎の失踪をとげている。



九段下
2008年11月19日(水)

麹町区九段下。
江戸時代、麹町台から神田方面に下る坂に、九段の石段を設けたのが名前の由来。
ゲーム『サクラ大戦』第五話でミロク率いる本体とは別働隊の叉丹が楔を打ち込んでいた場所である。



イリス号
2008年11月20日(木)

ゲーム『サクラ大戦』アイリスエンディング、OVA第一期『桜華絢爛』第一話に登場する超豪華客船。
鮮明はIRISと書いて、人名同様アイリスとも読む。
イギリスのゴールデン・ムーンライト社の建造した四万トン級客船の三番鑑。
四万六七十二総トン、全長二六八メートル、幅二八.二メートル、速力二三ノット収容可能人員は乗員・乗客あわせ二四〇〇人。
艦内には娯楽・飲食・居住すべてに最高の設備が整えてある。
もともとシャトーブリアン家が所有していたものを、アイリスが八歳の誕生日に父親から贈られたもので、アイリスが来日した際もこれにのって来た。
平時はフランス−インド−日本航路を定期的に航海しているが、いざシャトーブリアン家の移動があると、それがたった一人のためでも専用船となる。



(紐育の)強盗
2008年11月21日(金)

到着早々、新次郎が出くわした紐育の拳銃強盗。
ラチェットいわく「(悲しいけど)日常茶飯事」だそうである。



仮面の剣士
2008年11月22日(土)

新次郎の前に現れる謎の女騎士。
どこかで見たことのある服で、どこかで見た馬に乗り、どこかで見た日本刀を振るう。
しかし彼女の正体はいったい誰なのか不明である。



ミネウチ【mine-uchi】
2008年11月23日(日)

仮面の剣士の技。
しかし新次郎の言葉どおり、本来「峯打ち」は切ってしまう(切れてしまう)技ではない。



プラム・スパニエル【Plum Spaniel】
2008年11月24日(月)

[1906.11.24〜] B型 身長178cm 体重68kg CV麻生かほ里
アメリカ・カリフォルニア州出身。
リトルリップ・シアター内ドリンクバーのウェイトレス。
杏里と二人で、ワンペアと呼ばれている。
ローラースケートで、シアターの中を走り回り、ドリンクと笑顔を届けている。
抜群のプロポーションとあふれる愛嬌、持ち前のサービス精神もあって、劇場内外に大勢のファンを持っている。
口ぐせは「きゃふ〜ん!」。
この言葉を聞きたいがために、シアターに通う人もいるとか…
実は外見の裏には勝気で面倒見のよい姉御肌の性格と一途な性格、数学を「右脳」で処理する天才的な才能が隠されている。
紐育華撃団・虹組隊員。



つたえて君
2008年11月25日(火)

つたえて君一号。
OVA第二期『轟華絢爛』第四話、小説『轟華絢爛』に登場。
ちりっぱ長屋の子供たちにおいつめられた紅蘭、織姫が大帝国劇場に救援を頼むべく、緒方星也の蒸気ラジヲを改造して作った鳥型伝言器/超小型羽ばたき飛行機。
蒸気蓄音機に内部に格納されている。
残った本体はお約束どおり爆発してしまった。



ずんだ餅
2008年11月26日(水)

TV版『サクラ大戦』で権爺(岩井権太郎)が仙台から携えてきた菓子。
白餅に茹でた枝豆をすりつぶしたものを和えたもので鮮やかな緑色が特徴。
香りもよく美味だが、冷蔵できない場合、日持ちがしないのが難点である。



神崎雛子<1>
2008年11月27日(木)

[1883.11.27〜] CV一柳みる
旧姓、冴木。
本名、雛子。
芸名、ひな。
すみれの母、銀幕(活動写真)のスターである。
もともと東京・浅草新富町の小間物問屋、冴木清吉郎の娘だったが、明冶三三年、神崎重樹社長が企画した神崎活動写真株式会社の「第一回神映新顔(ニューフェイス)」でデビューをかざり、以降”冴木ひな”を芸名とし、一気にスターダムにのしあがっていった。
以来、活動写真のスターとして活躍するが、1906年神崎重樹と結婚。
翌年、長女すみれが誕生したが、雛子は引退することなく芸能活動を続け、ファンを安心させたが、娘・すみれには孤独を強いる結果となった。



神崎雛子<2>
2008年11月28日(金)

銀幕のスターというだけあって、いささか自己中心的であり、母としての責任感が欠けていることは否めないが、神崎財閥の孫娘としての自分と、花組隊員としての自分の在り方に悩むすみれには、生きたいように生きろと諭す。
実の娘のすみれとは、母親と言うよりも、年の離れた姉妹や友達感覚で接している。
重樹同様、忠義には頭が上がらない。



パトリック・ハミルトン【Patrick Hamilton】[V−0版]<1>
2008年11月29日(土)

CV難波圭一
魔術師パトリック。
年齢、出身地ともに不詳。
ダグラス・スチュワート日本支社長ブレント・ファーロングと共に帝都に災いをもたらした。
強大な妖力をもち、使い魔「ファミリア」を操るパトリックは、自身の肉体も銃弾が効かないほど強化され、指一本で易々と人間を殺めることさえ可能とし、さらに呪言によってヤフキエルの中に格納されていた人造降魔に命令することもできた。



パトリック・ハミルトン【Patrick Hamilton】[V−0版]<2>
2008年11月30日(日)

1927(太正十六)年1月「ヤフキエル事件」の際、マリアが放った霊力弾によって滅んだ。
…はずだったが、彼の部下の手で密かに遺体の首がアメリカに持ち帰られ、新たな胴体を得て復活した。
蘇ったパトリックとその一党が率いるヤフキエル軍団によって瞬く間に10を超える数の街が滅ぼされた。
パトリックの野望の全容についてはゲーム『サクラ大戦V EPISODE 0』に詳しい。




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