月刊すぽっとライト
2008年12月01日(月)

太正十四年に帝国画報社から創刊された総合演劇雑誌。
小説『太正恋歌』第四章に登場。
帝国歌劇団・花組スタア桐島カンナは同誌の創刊記念企画『大帝都役者番付』の”男優部門”第一位に輝いた。



湯川マサエ
2008年12月02日(火)

紙芝居/(お台場放送局の)ラジヲドラマ等で活躍する冒険活劇「少年レッド」のヒロイン。
ドラマCD第二期『少年レッド』、ドラマCD第三期vol.1『紅蜥蜴』、OVA第二期『轟華絢爛』第四話、小説『轟華絢爛』に登場。
紅蜥蜴いうところの”楚々とした清らかな美女”ゆえに、帝都を脅かす悪漢たちに常につきまとわれる。
その割りにいつもマサエ自身のガードが甘いように思われるが何しろ彼女がさらわれないと物語が始まらないので仕方がないことなのかもしれない。



携帯キネマトロン
2008年12月03日(水)

ゲーム『サクラ大戦3』、『サクラ大戦4』で活躍した手の平サイズの小型受信専用キネマトロン。
帝国華撃団・花組、巴里華撃団・花組、そして大神一郎の標準装備である。
信号を受信すると発信音と共に小型キネマ画面に文字が流れる仕組みになっている。
なお採用直後の太正十五〜十六年型携帯キネマトロンには呼び出しの消音設定が無いため隠密任務には向かず、さらなる改良が待たれている。



清流院琴音<1> [太正十六年版]
2008年12月04日(木)

[1895.12.4〜] A型 身長175cm 体重58kg CV矢尾一樹
千葉県出身。
帝国華撃団・薔薇組(を名乗り大帝国劇場地下で謎の活動を行っていた集団)のリーダー。
陸軍での階級は大尉。
見るからにナルシストといった印象の優男で、実際にもそうである。
口癖は「美しい」「美しくない」で、それがすべての価値基準でもある。
情報将校を名乗るだけあり、情報収集に長けており、その能力はかなりのもの。
だが、その入手経路はけっして明かさない。



清流院琴音<2> [太正十六年版]
2008年12月05日(金)

琴音は薔薇組のリーダーではあるが、その主な役割といえば、毎晩行われる「本日のおしゃれ反省会」や週に一度開かれる「今週のおしゃれ検討会」、また午後のお茶会を主催したり、地下施設の掃除当番や料理当番を決めるクジを製作することが主なものである。
琴音自身は、暦とした軍人であるのに力仕事や服や体が汚れることは一切やろうとしない。
よって彼は戦いの中でも、決して汚れたり、ダメージを受けることなく、あくまで優美に、スマアトに、相手につけこむ隙をあたえない攻撃・防御法すなわち手刀や掌底による攻撃後、距離をとる一撃離脱戦法を主とする。
なお薔薇組は太正十六(1927)年春に解散している。



大神一郎<『サクラ大戦V』改訂版>※誕生日再録
2008年12月06日(土)

[1903.1.3〜] 身長176cm 体重65kg CV陶山章央
大河新次郎の叔父、大河双葉の弟。
帝国華撃団司令。
大帝国劇場支配人。
海軍中尉の階級ももってはいるが、秘密部隊帝国華撃団を率い、実質、帝都の霊的防衛最前線の最高位にある人物である。
江田島海軍士官学校を卒業してからの経歴は華々しく、帝国華撃団・花組隊長、巴里華撃団・花組隊長として幾多の戦いに勝利、劇場では長くモギリの下積みを経て演出まで手がけるようになった。
太正十六(1927)年春、前任の米田一基が勇退する際に、後継として部隊/舞台双方の長として指名を受けた。



地脈<1>
2008年12月07日(日)

大地を流れる霊気(霊的エネルギー)の通り道。
陰陽道の思想であり、地脈をうまく建築や地勢に生かす技術を風水と呼ぶ。
帝都東京は、中国東北部(大連)から続く一大地脈が太平洋に注ぐ場所である。
帝都東京はもともと風水的に恵まれた地相をもっていたが後に徳川家康、天海によって、さらに帝都の地下、および東京湾に眠る降魔の怨念を都市繁栄のためのエネルギーに変換するように設計され(八鬼門封魔陣)江戸三〇〇年の栄華を誇った。



地脈<2>
2008年12月08日(月)

ゲーム『サクラ大戦』では、黒之巣会がこの地脈の要所(地脈ポイント)に楔をうって霊気の流れを断ち、帝都の霊的封印をとき、六破星降魔陣を発動させた。
さらにこの六破星降魔陣により、「都市エネルギー」のバランスが崩れ、翌年太正十三年、帝都は一時的な繁栄を迎え、さらに後、太正十五年、黒鬼会(京極慶吾)による八鬼門封魔陣の破壊によって、三〇〇年間作動していた「都市エネルギー循環システム」は崩壊した。



東京の朝
2008年12月09日(火)

大帝国美術館でひらかれた太正十四年度帝国絵画展に緒方星也が出品した油絵。
レニが評するところの写実主義絵画である。
見事金賞を受賞したが、その賞金は緒方の意志でちりっぱ長屋を買い戻すのに使われた。



ちりっぱ長屋
2008年12月10日(水)

OVA第二期『轟華絢爛』第四話「人情紙芝居・少年レッドよ永遠に」、小説『轟華絢爛』などに登場する帝都・深川にある長屋。
ソレッタ・織姫の父・緒方星也、『少年レッド』の作者・千葉助もここに住んでいる。
OVA第二期『轟華絢爛』第四話では大家が、権利を与一一家に五〇〇円で売り払ってしまい、住民は立ち退きを要求されたが少年レッド一味(実は帝国歌劇団・花組)による与一一家の撃退後、緒方星也が太正十四年度帝国絵画展で金賞をとった絵画「東京の朝」の賞金をなげうって、長屋の証文を買い戻した。



おクマ
2008年12月11日(木)

TV版『サクラ大戦』より。
帝都浅草・弁天長屋の住人であり、「トラ坊」こと息子のトラを女手ひとつで育てている。



ハイビスカス
2008年12月12日(金)

ゲーム『熱き血潮に』より。
負傷した大神の見舞いに神崎すみれが携えた花。
花言葉は「新しい恋」。
すみれ曰く、このためにわざわざ南洋から取り寄せたものだそうである。



大神の先輩
2008年12月13日(土)

CV乃村健次
OVA第一期『桜華絢爛』第一幕に登場した江田島海軍士官学校時代の大神の先輩。
蒸気練習艦『白浪』の船上、新聞を読んで、甲板掃除をサボっていた大神を叩こうとするもよけられ、激昂して大神に水をぶっかけた。



アンジュー【Anjou】
2008年12月14日(日)

小説『サクラ大戦前夜』第三話より。
アイリスのソローニュ城時代のぬいぐるみ。
大帝国劇場の部屋にも持ち込まれていると思われる。



フィリップ・ディ・マールブランシュ【Phillip Die Marbranche】<1>
2008年12月15日(月)

[1904.12.15〜1925.6.11]
フランス貴族。
マールブランシュ家は、フィレンツェに住んでいたイタリア貴族を先祖に持ち、カトリーヌ・ド・メディシスがフランス王家に嫁いだとき、共に移ってきた一族である。
フィリップは母を早くに亡くし、父マルセルの放蕩ぶりを見て育ったためもあり、十八歳から父に代わり家業を引き継ぎ欧州大戦で傾いた家名を上げることに熱意を注いだ。
花火に出会う前のフィリップは社交界では「女嫌い」と評される青年だった。



フィリップ・ディ・マールブランシュ【Phillip Die Marbranche】<2>
2008年12月16日(火)

北大路家との婚姻話を当初は拒否していたフィリップだが、花火と知り合ってからは、彼女の笑顔を生涯守ることを決意するに至る。
しかし、晴れの婚礼の日、会場となった豪華客船マールブランシュ号沈没により死去。
後には絶望に心閉ざされた花火が残されることとなった。
フィリップは花火の前から姿を消す瞬間まで彼女への愛を告げていた。



パリシィ
2008年12月17日(水)

巴里のシテ島に住んでいた民。
パリシィの名は「巴里(パリ)」の名の元になった。
霊力(の素養)をもっていたらしく異民族の侵略をうけて郷里を追われながらも細々とその血脈と力は生き延び、巴里花組隊員へと受け継がれた。



パリシィの血
2008年12月18日(木)

霊力(の素養)をもっていた民パリシィの血統。
なお『サクラ大戦3』で語られる通り、パリシィの血をもつ者は霊力の素養とともにパリシィの神たるオーク巨樹の意志に接触、嘆願する資格を有する。



エクレール・フォルト
2008年12月19日(金)

巴里華撃団の地下弾丸列車エクレールの最後尾に連結された武装列車。
よって列車としてのデータはエクレールと等しい。
正式な呼称は「敵地強行突入用弾丸列車エクレール・フォルト」。
呼称どおり、車体前面には強行突入用の75mm砲と自在/格闘用アームを左右に装備している。
『サクラ大戦3』第十話で強行発進し、オーク巨樹触手およびカラミテと交戦、大破した。



ブルーメンブラット【Blumenblatt】<1>
2008年12月20日(土)

霊子力学者シュトックハウゼン博士を中心として、欧州大戦中のドイツで霊子力研究を行っていた機関。
悪化する欧州大戦の戦局打破のため、後のアイゼンクライトの原型となる軍用兵器(人型蒸気)「アイゼンゾルダートβ」を開発し、そのパイロットたる最強の霊力戦士を養成すべく、レニ・ミルヒシュトラーセらを非人道的な扱いで各種実験の被験者としていた。



ブルーメンブラット【Blumenblatt】<2>
2008年12月21日(日)

しかし、その実態を知った賢人機関、ならびに同機関エージェント藤枝かえで等の活躍により、唯一の成功例レニが救出され、同機関は閉鎖された。
これが、「ブルーメンブラット事件」である。
その後、賢人機関によってブルーメンブラットの設備、研究の成果は吸収され、より穏健な霊力者の発掘・保護・養成による「都市防衛による世界平和」実現のため、「帝撃計画(構想)」実現にむけての「欧州星組」、ならびに「帝都花組」結成に際し、重要な下地となった。



レニ・ミルヒシュトラーセ<1> [太正十六年版]
2008年12月22日(月)

【Reni Milchstrasse】
[1909.12.24〜] O型 身長147cm 体重38kg CV伊倉一恵
ドイツ人。
孤児の少女。
綿密で恐ろしく計算の速い蒸気演算機のような頭脳と、高い霊力、人間離れした戦闘能力の持ち主。
レニを教育したのは欧州大戦末期、劣勢のドイツ軍が戦局を打開しようとした研究を始めた秘密組織「ブルーメンブラット」、そして同組織が行った「ヴァックストゥーム計画」であった。
そして、同・計画、機関の最も優秀なメンバーにして、唯一の成功例がレニ・ミルヒシュトラーセである。
しかし、霊力者育成の非人道的なカリキュラム「ヴァックストゥーム計画」はを非人道的なものであり、「賢人機関」はエージェント藤枝かえで、ほか数名によって、ブルーメンブラットからレニを救出させた。



レニ・ミルヒシュトラーセ<2> [太正十六年版]
2008年12月23日(火)

幼少から戦う精密機械として育てられたレニは、感情をほとんど表にあらわすことがなく、ただ、嗜みとして覚えたバレエ・音楽と、(役という仮面をつけた)俳優としての能力とセンスは天才的なものがあり、それによってレニはイタリアのソレッタ・織姫と並んで、幼いながらも天才的な名優として世界的な名声を得てゆくことになる。
太正十四年、アイゼンクライトIII型の完成とあわせ、日本の帝国華撃団からの招聘(しょうへい)にこたえて飛行機で来日。
帝国華撃団の一員として活躍するが、アイリスや大神、花組のメンバー、中庭で飼われている子犬と触れあううち、自我の芽生えを意識するようになり、次第に自分の在り方や、戦う意味を自分に問いかけるようになっていく。



レニ・ミルヒシュトラーセ<3> [太正十六年版]
2008年12月24日(水)

太正十五年『サクラ大戦3』では織姫と共に渡欧、大神一郎と巴里花組を助けた。
同年「ヤフキエル事件」では無人人型蒸気ヤフキエル、巨大ヤフキエルと戦い、これを撃破。
翌太正十六年『サクラ大戦4』では黄金蒸気を操る大久保長安と戦い、帝都を破滅から救った。
『サクラ大戦4』までに登場した彼女の必殺攻撃、及び合体攻撃は
「ダス・ラインゴルト(Das Rheingold)」
「ディ・ワリキューレ(Die Walkuere)」
「ジークフリード(Siegfried)」
「ゴッター・デメルング(Goetterdaemmerung)」
「エアレーズング(Erloesung)」
「ブラウアー・フォーゲル(Blauer Vogel)」
「グリュックリヒカイト(Glueklichkeit)」
である。



高村椿<1> [太正十六年版]
2008年12月25日(木)

[1907.12.25〜] B型 身長150cm 体重42kg BWH77/57/80 CV氷上恭子
東京・浅草出身。
事務室の藤井かすみ、榊原由里と共に帝劇三人娘と呼ばれ、大帝国劇場・売店の顔であった。
かつ帝国華撃団の輸送空挺部隊・風組の一員。
三人娘の中では一番若い。
誰とでも仲良くなれるタイプだが、特にマリア、さくら、カンナとは仲がいい。
売店という持ち場からか、本人は意外にしっかり者である。
『サクラ大戦』においては帝国華撃団関係者の中でも最年少だった彼女も、『サクラ大戦2』では野々村つぼみを迎えることで、ようやく売店の先輩としての自覚と風格を身につけたようだ。



高村椿<2> [太正十六年版]
2008年12月26日(金)

ゲーム『サクラ大戦2』第五話からは帝国華撃団・北海道支部へ単身出張となった椿だが、第八話では輸送用飛行船「海豚丸(いるかまる)」に新型霊子甲冑「天武」を載せ、無事帰還した。
空中戦艦ミカサ(および新・ミカサ)では火器管制を担当する。
1927(太正十六)年、藤井かすみ、榊原由里と共に新支部に出向となり、数年来なれ親しんできた仕事場である大帝国劇場を離れることになった。



浅草 [太正十六年版]
2008年12月27日(土)

浅草区浅草。
その歴史は奈良時代にまでさかのぼり、東京でもっとも歴史の古い土地の一つである。
浅草は一〜七区まであり浅草寺、雷門、仲見世、浅草十二階(凌雲閣)、花やしき遊園地、浅草公園、見世物小屋(ゲーム『サクラ大戦』第四話アイリスとのデートの舞台となった)六区の活動写真館街などの名所が存在し、節分会、植木市、ほおずき市、三社祭、酉の市などの季節ごとの祭り・催し物が開かれ、常に多くの市民が集う繁華街である。
なお、このうち太正十二年の帝都崩壊時に半壊(のちに爆破・撤去)した浅草十二階は太正十六年から花やしき遊園地内に再建されている。



天笠士郎<1>
2008年12月28日(日)

[1894.12.28〜1925] CV三木眞一郎
ゲーム『サクラ大戦2』第四話で大神を殴った男。
帝国陸軍少佐。
また同八話で帝劇を襲撃した太正維新軍の一隊を率いていたのが、彼、天笠である。
名門の出で、かつて陸軍兵学校を主席で卒業し、十年に一度の逸材といわれたエリート将校であり、(ちなみにレベルの差はあっても、京極と天笠は軍部でもエリートとみなされていた点では一致する)天笠は、時代の要求にたいして柔軟な姿勢をとる米田一基陸軍中将や山口和豊海軍大臣などの穏健派とは太正十四年初頭から、激しい衝突を繰り返していた。



天笠士郎<2>
2008年12月29日(月)

優れた統率力と金離れの良さ、保守的な思想、急進的な改革への情熱は、瞬く間に彼を陸軍内部の過激派青年将校の頭目的存在へと押し上げていき、京極慶吾の思想に傾倒した末、ついに「太正維新軍」の実行隊長的存在としてクーデターを引き起こすことになる。
ゲーム『サクラ大戦2』第八話で結局失敗に終わった「太正維新軍蜂起(クーデター)」であるが、天笠はついに最後まで(八鬼門封魔陣破壊と武蔵出現までの時間稼ぎと、帝都を混乱に陥れ、京極自身の消息を消すため、という)京極の真の目的も知らず、捨て駒として使われ、クーデター鎮圧直後に逮捕、叛乱の罪を追及されることになる。



地中海の赤い風
2008年12月30日(火)

全身を大胆な赤の衣装を包む、勝気で残忍な女悪党。
冒険活劇「少年レッド」に登場するドクロ四人衆の一人。
織姫が演じる。
OVA第二期『少年レッドよ永遠に』、ドラマCD第二期『少年レッド』に登場。
武器はバラ手裏剣。
必殺技は蓄音盤投げ「パパの蓄音盤よ永遠に」。
この技の弱点は使用後、蓄音盤が破壊されてしまうことにある。



ルイ・シャトーブリアン
2008年12月31日(水)

シャトーブリアン家の元当主。
抑制のきかない強い霊力を持つアイリスをソローニュ城に閉じ込め、世間の目から隠すことをロベールに促した人物である。
ロベールの父、アイリスの祖父。




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