ピトン<2>
2009年11月01日(日)

正体はヘビの姿をしており、操る蒸気獣「ベルスーズ(Berceur)」もヘビ型をしている。
カルチェラ(人間)の姿をしている時は動物や子供(コクリコなど)に優しく振舞うが、それはピトン自身の文字通り「蛇」のような執念深さと狡猾さを隠し、自分の身を守るための仮面にすぎない。
『サクラ大戦3』第二話で倒されるも、同七話で復活。
しかし帝都花組と力をあわせた巴里花組の前に、再び撃退されている。
必殺技の名は「ル・シャン・ドゥ・ラ・テール」



水のある都市
2009年11月02日(月)

OVA第二期『轟華絢爛』第二話、小説『轟華絢爛』のタイトルであるが、実際帝都=旧江戸は堀・水路が生活と密着した運河都市であった。
OVA第二期『轟華絢爛』第二話に登場する隅田川沿いだけでなく、同・四話のちりっぱ長屋なども地勢から水路を使用した運輸、交通の比率が高い地域である。



浅草橋
2009年11月03日(火)

神田川にかかる橋。
浅草御門。
浅草橋は江戸三十六門の一つ浅草御門であり、見付門ともいわれ寛永十三(1636)年に作られた。
このあたりは江戸時代、札差業者(幕府の旗本、御家人と米商人との間を取り次ぐを生業とした)が店を構えていた場所。
また、諸国からの廻送された年貢米を収納する幕府の米蔵があったところである。
小説『サクラ大戦』巻の一では初めて大神を上野公園から大帝国劇場に案内したさくらが、この橋を日本橋と間違えた。
もちろん日本橋と浅草橋は普通、位置、名前とも間違えようのない橋である。



テヂカラ
2009年11月04日(水)

OVA第二期『轟華絢爛』第四話、小説『轟華絢爛』より。
与一一家の頭、斬られ与一が所持する二本歩行型建設用蒸気重機。
神崎重工製。
機体番号は「キ六」。
弱点は正面の通風孔である。
しかし、悪の手下その一こと神崎すみれが欠点を知っていたということはテヂカラは非常に苦情があった機体だということであろう。
一種の企業秘密である。



硬気功【こうきこう】
2009年11月05日(木)

小説『サクラ大戦前夜』で語られる中国の気功術に武術を応用した術。
”気”の力を使ってわずかな動作で石をも砕くと言われる。
葉龍宝が使用していた技は、この硬気功を惠拳に取り込んだもの で、師、林如から伝授された。



ルネ・レノ【Lune Reno】
2009年11月06日(金)

[1862.11.6〜] B型 身長172cm 体重56kg CV石波義人
モンパルナスにある修道院の神父。
セーヌ河口の港町ルアーブル出身でもともとは教師として地元の学校に勤めていたが、夢枕に大天使ミカエルを見たことから修道士の道に進む。
牧師として修行をおさめ、モンパルナスの教会に赴任してきた後も穏やかで辛抱強い性格で人望を集めている。
信仰心が深く、困った人を見ると懺悔をすすめることが多い。
教会一の要注意人物であるシスター・エリカが奉仕の精神のもとに行うさまざまな所業とその被害については常に頭を悩ませており、『サクラ大戦3』第八話では(実はこの時すでに教会をクビになっていた)エリカの扱いについて大神に相談し、エリカに立ち聞きされてしまう。



洋風ダンス免許皆伝
2009年11月07日(土)

神崎すみれ所持。
ゲーム『サクラ大戦』第八話で披露。
修得が大変むずかしい免許らしく、まず…
タンゴ、ワルツ、ロンド、サンバ、マンボ、ルンバ、ボガサ、ファイヤー、ベリー、バンブー、ジプシー、カポエラ、フラメンコ、ゾンビー、フラ、アルペン、タップ、ライン、モダン、ジャズ…他、およそ習得可能な世界中のダンスをすべて完全に踊りこなせねばならず、かつ相手を完璧にリードできなければならない。



チビロボ
2009年11月08日(日)

紅蘭の光武に搭載されている対魔物用必殺兵器。
外板はシルスウス鋼製。
対象に激しく衝突をくりかえして大ダメージを与える。



太正維新軍
2009年11月09日(月)

陸軍大臣・京極慶吾の扇動で「軍備による日本国の統治」をめざして結成された集団。
ゲーム『サクラ大戦2』に登場した。
その多くが血気盛んな青年将校であり、天笠士郎少佐を表向きの首謀者として太正十四年十一月九日、未明。
帝都において決起し、クーデターを決行した。



ロシアンティ
2009年11月10日(火)

OVA第一期『桜花絢爛』第三幕、新しい隊長について話す藤枝あやめに、当時花組隊長だったマリアがごちそうしたお茶。
ロシアンティとは紅茶の中にジャムを落としたものである。



加山雄一【Kayama Yuichi】 <『サクラ大戦V』改訂版>
2009年11月11日(水)

[1902.11.11〜] A型 身長172cm 体重66kg CV子安武人
帝国華撃団・月組隊長。
司令長官・大神一郎とは士官学校の同期であり、無二の親友である。
大神の華々しい活躍=”陽”に対し、加山は諜報活動など=”陰”の役目に徹し華撃団の活動を支えている。
『サクラ大戦V』でも(すでに)新次郎渡米に先んじて紐育での活動を始めていたようで、魅惑のニッポンショップROMANDOの店主”ナゾの貿易商”ユーイチ・カヤマとして新次郎たちの前に登場する。



ポンチ絵
2009年11月12日(木)

またはポンチ。
小説『轟華絢爛』でも触れられている西欧風の漫画・風刺画のこと。
語源については、こういった西欧漫画が十九世紀の英国のイラスト入り大衆週刊誌「パンチ(Punch)」に載っていたためという説、また英国人チャールズ・ワーグマンによって横浜居留地で1862年に創刊された漫画雑誌「ザ・ジャパン・パンチ」によるものという説の二説ある。
いずれにせよ英国が日本に伝えたということには間違いない。
なお、1874年には仮名垣魯文・河鍋暁斎によって同「ザ・ジャパン・パンチ」をまねて「絵新聞日本地(にっぽんち)」が刊行されている。



ロベリア・カルリーニ<1> [太正十六年版]
2009年11月13日(金)

【Lobelia Carlini】
[1905.11.13〜] AB型 身長179cm 体重64kg CV井上喜久子
トランシルバニア出身。
父はイタリア人、母はルーマニア人のハーフ。
幼い頃はトランシルバニアで生活をしていたが特殊な能力をもつ彼女たちは「吸血の一族」として恐れられ、故郷を追われ、流浪の旅に出る。
旅の途中、両親を失ったロベリアは生き延びるために犯罪に手を染め、欧州各地を転々とした。
生まれ持っての「炎」を操る霊力と素早い身のこなしを武器にロベリアはいつしか全欧州に名を馳せる大悪党となり、1924(太正13)年に巴里市警に逮捕されるまでに犯した罪は懲役1000年以上に達していた。



ロベリア・カルリーニ<2> [太正十六年版]
2009年11月14日(土)

しかし「巴里の悪魔」と恐れられたロベリアが大人しく牢に収まるとは誰も考えず、絶対脱出不能といわれるサンテ刑務所に収監された際は、(所長モーリス・ブランの命令で)わざわざ彼女専用にシルスウス鋼で囲った特別牢を用意した。
1926(太正15)年、ロベリアが巴里花組に参戦する経緯は『サクラ大戦3』第四話のエピソードであるが、以後、テアトル・シャノワールでは踊り子サフィールとして舞台に立つことになる。
1926(太正15)年を通じて残りの刑期を減らし報酬をもらうことを目的としてたロベリアは、正義の名の元に戦う大神以下、他の巴里花組四名のメンバーとは一線を画す存在であったが、自らの罪の清算については思う所があったらしく残り2年の刑期を務めるため自らサンテ刑務所に再入所した。



ロベリア・カルリーニ<3> [太正十六年版]
2009年11月15日(日)

後にグリシーヌの政府への密かな嘆願などもあり1927(太正16)年現在では週末の夜のシャノワール公演、および国家的な大事における戦闘員として仮出所が認められている。
『サクラ大戦4』までに登場した彼女の必殺攻撃、及び合体攻撃は
「フィアンマ・ウンギア(fiamma unghia)」
「コンブスティオーネ(combustione)」
「ペリッコロ・ジョーコ(pericolo gioco)」
「デモン・ファルチェ(demone falce)」
「カルド・プリジオーネ(caldo prigione)」
「アモーレ・センツァ・フィーネ(Amore senza fine)」
である。



影山サキ<1>
2009年11月16日(月)

[1903.11.16?〜1925] 身長162cm 体重49kg CV佐久間レイ
ゲーム『サクラ大戦2』第二話より登場。
陸軍(後に起こる出来事からしても黒幕として間違いなく京極慶吾が存在するが)の推薦により、米田の秘書として帝国華撃団に配属された新入隊員。
黒いタイトなスーツをビシッと着こなす大人の女性。
実は黒鬼会の幹部「水狐」の変装した姿であり、帝国華撃団に放たれたスパイである。



影山サキ<2>
2009年11月17日(火)

陸軍の資料によると出身地は千葉、年齢は太正十四年の時点で二一歳であるらしいが、彼女の正体を考慮すると、他の五行衆同様、データの信憑性は低い。
帝国華撃団配属後は米田の側に仕えながら黒鬼会へ情報を流し、さらに第二話においては自ら米田を狙撃し、指揮系統を混乱に陥れることに成功した。
ゲーム『サクラ大戦2』第六話ではついにその正体を現し、帝国華撃団・花組に戦いを挑み、滅びる。



邪無咆屡【じゃんぽーる】
2009年11月18日(水)

千年杉のオババの使い魔。
妖熊・邪無咆屡。
ドラマCD第二期『少年レッド』、OVA第二期『少年レッドよ永遠に』小説『轟華絢爛』に登場する。



すみれの振り袖
2009年11月19日(木)

太正十三年正月に披露されたすみれの振袖。
ゲーム『サクラ大戦』第八話に登場。
西陣織、超高級……な振り袖だそうである。
詳細は不明。



大崎八幡神社
2009年11月20日(金)

仙台城の北にある神社。
小説『サクラ大戦前夜』第六話登場。
仙台藩藩主、伊達正宗が建立したもので、伊達家の守護神がまつられている。
境内に「蛇桜」と呼ばれる桜の大木があり、太正七年三月にここで三人の男性が行方不明になるという事件が起きている。



シャンパーニュ【Champagne】
2009年11月21日(土)

フランスの一地方。
もともとのシャトーブリアン家の屋敷はこの地方の都市ランスにあったのだが、ドイツの侵攻によって、アイリスたち一家はこの地をおわれることになった。



デート指南
2009年11月22日(日)

ゲーム『サクラ大戦2』第七話で登場するデート実践書。
西欧化について自由恋愛の風潮が高まる中、なかなかうまく女性とつきあえない男性のため、あるいはよりおシャレな女性とのつき合いかたを求める男性のために書かれた、いわゆるデート(逢い引き)の解説書である。



ウィスタリア・フローリブンダ【wisteria floribunda】
2009年11月23日(月)

ゲーム『サクラ大戦2』第二話の大神とレニの会話で登場。
マメ科のツル植物。
日本名は藤。
なお「Wisteria floribunda」とは日本全土に広く分布する「ノダフジ」のこと。



プラム・スパニエル【Plum Spaniel】
2009年11月24日(火)

[1906.11.24〜] B型 身長178cm 体重68kg CV麻生かほ里
アメリカ・カリフォルニア州出身。
リトルリップ・シアター内ドリンクバーのウェイトレス。
杏里と二人で、ワンペアと呼ばれている。
ローラースケートで、シアターの中を走り回り、ドリンクと笑顔を届けている。
抜群のプロポーションとあふれる愛嬌、持ち前のサービス精神もあって、劇場内外に大勢のファンを持っている。
口ぐせは「きゃふ〜ん!」。
この言葉を聞きたいがために、シアターに通う人もいるとか…
実は外見の裏には勝気で面倒見のよい姉御肌の性格と一途な性格、数学を「右脳」で処理する天才的な才能が隠されている。
紐育華撃団・虹組隊員。



鳥居
2009年11月25日(水)

黒鬼会が「八鬼門封魔陣」解放のため、帝都各地の地中から呼び起こした鳥居。
ゲーム『サクラ大戦2』に登場。
由里のウワサ話でも出てくるが、市民はこの鳥居が何を意味するかわからず、吉兆だと信じて喜んだ者や有難がった者もいたようである。



鹿沼草十
2009年11月26日(木)

[1901〜]
ドラマCD第一期vol.2『愛はダイヤ』に登場した子爵、帝国貴族院議員。
『太正浪漫街道・新章』にも登場。
神崎すみれに想いをよせているが、鹿沼がさまざまに誘う努力を、すみれのほうではあくまで「自分が神埼財閥の娘」だから…と見ている。
太正十四年の太正維新軍クーデターの際には自身重傷を負いながらも、クーデター前夜の様子を伝える貴重な証言を行い時の人となった。



神崎雛子<1>
2009年11月27日(金)

[1883.11.27〜] CV一柳みる
旧姓、冴木。
本名、雛子。
芸名、ひな。
すみれの母、銀幕(活動写真)のスターである。
もともと東京・浅草新富町の小間物問屋、冴木清吉郎の娘だったが、明冶三三年、神崎重樹社長が企画した神崎活動写真株式会社の「第一回神映新顔(ニューフェイス)」でデビューをかざり、以降”冴木ひな”を芸名とし、一気にスターダムにのしあがっていった。
以来、活動写真のスターとして活躍するが、1906年神崎重樹と結婚。
翌年、長女すみれが誕生したが、雛子は引退することなく芸能活動を続け、ファンを安心させたが、娘・すみれには孤独を強いる結果となった。



神崎雛子<2>
2009年11月28日(土)

銀幕のスターというだけあって、いささか自己中心的であり、母としての責任感が欠けていることは否めないが、神崎財閥の孫娘としての自分と、花組隊員としての自分の在り方に悩むすみれには、生きたいように生きろと諭す。
実の娘のすみれとは、母親と言うよりも、年の離れた姉妹や友達感覚で接している。
重樹同様、忠義には頭が上がらない。



風水都市・大和
2009年11月29日(日)

四〇〇年前に歴史から抹消された大和国の首都。
現在の東京湾にあたる位置に存在した。
その中央には、当時の陰陽術の結晶とも言われる聖魔城、霊子櫓が建設されており、降魔実験の中心地ともなっていた。
同・実験の失敗に伴う大和の封印により、この都市も、城も、そこに住む人々もろとも東京湾の海下に封じられている。



ボルガ第三連隊
2009年11月30日(月)

ロシア革命当時、マリア、バレンチーノフが所属したロシア革命軍(赤軍)での部隊名。
連隊長はマリアの思い人、ユーリー。
革命終結直前、モスクワでの戦闘において敵の待ち伏せを受け、全滅。
生き残ったのはバレンチーノフ率いる第一中隊第四小隊のみであった。




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