夏も近づいてきた天気のいい日、レニは中にある木の下に座り込み本を読んでいた。
木の葉が適度に日光をさえぎり、時折涼やかな風が吹きぬけ、心地のいい空間となっていた。
「あれ、レニ?」
本の世界に入り込んでいたレニは突然聞こえた声にびっくりして顔を上げた。
「たいちょう……。」
「本を読んでたのかい?」
「うん、そう。
 隊長は休憩?」
「ああ、ひと段落着いたから気分転換でもと思って…。」
大神はレニの隣に座るとう〜んと伸びをした。
「…隊長、疲れてる?」
「ちょっと、な。レニ、ひざを貸してくれ。」
というと大神はレニのひざに頭を乗せて寝転んだ。
「た、た、たいちょう!」
レニは顔を真っ赤にして慌てたが、大神はそのまま気持ちよさそうに目を閉じてしまった。
「ここは気持ちいいな…。」
大神があまりに気持ちよさそうに言うので、レニは観念してそのままの体勢でいることにした。
「支配人の仕事ってやっぱり大変?」
大神がくつろいでるのを邪魔しないように、レニは声を小さくしてたずねた。
「ああ、米田さんがどれだけすごい人か、改めて思い知らされているよ。」
大神は眠たそうに小さくあくびをした。
「でも大変だからこそやりがいがある。
 やりがいのある仕事があって、レニがこうやってそばにいてくれて、俺は幸せだよ。」
「隊長…。」
「これからも、こうやってそばに……………。」
大神はそういってそのまま寝てしまった。
「うん、そばにいる。
 隊長が望んでくれるのならいつまでもそばにいるよ…。」
そういったレニの顔には優しさと幸せがあふれていた。
やはりここはレニサイトとしての王道を!ということで書いたSS
らぶらぶに膝枕は必須?w

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